前回記事（遠距離恋愛の「束縛」～嫉妬する気持ちと浮気をされたくない気持ちをどうするか）で遠距離恋愛をテーマに扱った。
カップルの付き合い方を考えた時に「離れている距離」はやはり障害となりやすい。
好きだったら一緒にいたいと思うし、何かあった時にだって会いたいと思う瞬間があり、相手を見失うことだって遠距離ではよく起こるのが現実だろう。
あくまでも近距離恋愛との比較においてネガティブな印象がある恋愛の形だけど、上手く付き合っていく方法を考えた時にも、当然「距離」を意識して二人に合った付き合い方をしていく必要がある。
そこで今回は、遠距離恋愛で最も大切な「上手くいく連絡の取り方」についてまとめてみたい。
遠距離恋愛が上手くいくコツを考えた時の電話の頻度や内容に触れていくので、もし遠距離恋愛をしている彼氏彼女がいるなら参考にしてみよう。
遠距離恋愛の電話の頻度はどう考えるべきか
上手くいく遠距離恋愛の連絡の取り方について調べてみると、「遠距離カップルは毎日電話を強要するな」とか「遠距離恋愛はルールを厳格化するな」というアドバイスが目立つ。
確かに、カップルの場合は「強要」とか「ルールの厳格化」は付き合いにくいと感じる人が割合として多いので間違いではないと思うが、最も大切なことが抜けているアドバイスのように私は感じる。
と言うのも、これまで私が一貫して主張しているように、カップルの付き合い方というのは、それが遠距離恋愛であろうが、幸せな付き合いができるように二人で決めていくべきものだからだ。
遠距離恋愛の場合は毎日電話した方がうまくいくカップルだって間違いなく存在しているし、ルールをしっかり作って付き合う方がうまくいくカップルも当然いる。
性格や考え方、相性などが考慮されるべきであり、「遠距離恋愛の電話の頻度は二日に一回！」などの表現は似つかわしくない。
遠距離恋愛の付き合い方として公式的（テンプレ的）にどう表現するかという問題を考慮すれば「毎日電話をするべきではない」との意見を否定するつもりはないのだが、最も大切なことは「二人でうまくいく付き合い方を考えること」であるはずだ。
遠距離恋愛の連絡の取り方を考えるなら、離れている距離がある分、なるべく相手と話し合っていくのが正解になる。
実際、私が遠距離恋愛をしていた経験では、毎日電話しても上手くいっていたのだ。
では、なぜ遠距離恋愛カップルは毎日電話するなと言われるのだろう？
連絡頻度が多い時の問題点：なぜ遠距離恋愛のカップルは毎日電話するのがダメなのか
なぜ毎日電話をするのがいけないこととされているのかと言えば、以下の点がデメリットになるからだ。
- 楽しみより義務感が出てくる
- いずれマンネリ化する
- お互いに負担になり易い
- 毎日ではなくなった時に「連絡が減った感」を覚えやすい
- 依存しやすい
５つ挙げたが、遠距離カップルが毎日電話することでこんなことが懸念される。
ここにしっかり対処する必要があるので、遠距離恋愛になった時に「電話の頻度」を考える際は、絶対に意識しておこう。
しかし、遠距離カップルが毎日電話する際は、メリットもある。
連絡頻度を増やすメリット：遠距離恋愛しているカップルが毎日電話する時のメリット
- 会えない寂しさの緩和
- 多くのコミュニケーションがすれ違いを防ぐ
- 毎日の報告を聞けて安心できる
- 連絡の駆け引きがほぼ発生しない
- お互いで二人の時間を求めているなら満足度が高くなる
デメリットと同じく５つ挙げたのだが、やはり毎日する電話にだって悪いところがあれば良いところもあるので、確率の問題や好みの割合などを考慮した「公式」は示せるものの、カップルごとに選択の余地がある。
もし、自分が毎日電話をしたいと思うのなら、もしかしたら相手はそれを受け止めたいと思うかもしれないし、同じ気持ちでいるかもしれない。
「こんな付き合い方は上手くいかない」という条件だってないことはないと思うけど、遠距離恋愛の連絡の取り方については、あくまでも二人で決めていくべきものであり、自分の考えを相手に伝えるべきだし、相手の気持ちもしっかり聞くべきだと私は考える。
変に電話の頻度を固く考えてしまって、遠距離ゆえの寂しさがより意識される状況になることだってあるのだから、取捨選択の範疇である。
遠距離恋愛の連絡の取り方は、時期によって変わって良い
遠距離恋愛だけでなく、どんな恋愛も付き合ってから月日が経つことで、必ず「変化」というものは起きてくる。
遠距離恋愛しているラブラブなカップルが求めあう関係において毎日のコミュニケーションが否定されるべきではないし、いずれ連絡の頻度が減っていくとしてもそれはどんな恋愛でも同じだ。
付き合いはじめのカップルと、付き合って１年経ったカップルでは、基本的に連絡の取り方が違っているのが当たり前で、電話の頻度についても時期に寄っての変化があっていい。
難しいことを考えて外部から取得した「遠距離恋愛でうまくいく方法」という情報であなたの感性や彼氏・彼女の感性に合わない選択をしないように気を付けよう。
あなたに現実的に求められるのは彼氏や彼女との対話であり、言葉にされないことまで相手の気持ちになって考えること。
どんな風に連絡を取り合うのがベストかが間違いなくそのカップルごとに違っている点は忘れないでほしい。
ここをきちんと踏まえた上で、「遠距離恋愛の電話の内容」について解説する。
遠距離恋愛のLINEの頻度の決め方
遠距離恋愛の連絡の取り方で課題になるのが「LINEの頻度」である。
通話や電話の方が頻度が難しいとは思うのだが、疑問や悩みの多いところなのでポイントを解説しよう。
彼氏や彼女の平日のスケジュールを知る
遠距離恋愛カップルのLINEの頻度は、近距離恋愛カップルと同じくらいになるのだが、問題は「近くにいない分、相手のスケジュールがよく分からない」という点。
彼氏や彼女が忙しいのにLINEをしていては連絡の雰囲気が悪くなるだけじゃなく、「めんどくさい」とも思われるので、彼氏や彼女のスケジュールを何となくでもわかっておくことが重要だ。
「LINEするとめんどくさい？」と聞いても相手は「大丈夫だよ」としか答えないので、日ごろの連絡の中で相手が忙しい時間帯や忙しい曜日を把握するようにしよう。
スケジュールが分かれば、LINEの頻度も最適化しやすい。
遠距離恋愛あるある！寂しい時でも「LINEの頻度」について責めないこと
遠距離恋愛のカップルはLINEの雰囲気が悪くなると一気にカップルとして雰囲気が悪くなる。
会えないことで寂しい気持ちは高まるけど、連絡が来ない時に彼氏や彼女の連絡頻度を責めるのはやめよう。遠距離恋愛しているカップルは会えないことで連絡頻度を気にするので、喧嘩の原因になりやすい。
遠距離恋愛カップルが適切なLINEの頻度を決めるためには、気遣いの気持ちをメインにしながら連絡を取り合う中で「もっと連絡が取り合いたい」と思うところを目指さないといけない。
自分が連絡したい時にLINEするという考え方をしないで、「相手はどんな時にLINEが来ると嬉しいのかな？」と考えて、カップルとしての雰囲気を高めていこう。
連絡の頻度は、お互いの愛情が強いほど上がる。この公式を忘れてはいけない。
夜にLINEすることで「通話」に繋げることが遠距離恋愛を成功させるコツ
遠距離恋愛しているカップルがちょうどいい連絡頻度を保っている時は「通話・電話」がうまくいっているのが特徴だ。
カップルに取ってコミュニケーションは潤滑油にもなるので、電話が減った遠距離恋愛カップルは別れる時期が早い。
そこで意識しておいてほしいのが「夜のLINE」だ。毎日電話する必要はないが、LINEから通話になる流れがある程度できると、遠距離恋愛カップルに起こりがちな「コミュニケーション不足のすれ違い」が防げる。
夜のLINEはお互いに時間があることが多いので、予定の無い日はLINEも盛り上がりやすい。「日中にLINEして夜にLINEする内容がない」という状態にならないように注意して、メインの連絡は「夜のLINE」でするようにしよう。
では、遠距離恋愛カップルはどんな内容の電話をすると良いだろう？
遠距離恋愛で大切にするべき電話の内容
ここからは、「遠距離恋愛で大切にするべき電話の内容」についてまとめていこう。
遠距離恋愛は「二人が離れている距離を意識した電話の内容」が本当に大事。ポイントが４つあるので順を追って解説しよう。
「なぜ遠距離恋愛が上手くいく方法になるのか」という視点で読んでほしい。
遠距離恋愛しているなら、言葉でしっかり愛情を伝えよう
遠距離恋愛の電話の内容において、一番大事なことは「愛情表現」だ。
カップルで最も大事な要件は「想い合う関係が継続していること＝両想い」だから、遠距離恋愛で会えない寂しさをこじらせると色々なところに負の作用をもたらす。
遠距離カップルだからこそ愛情表現をしっかりして、両想いが続いていることを確認し合うことは、ほかのカップルと比べてさらに大切になる。
恥ずかしさや照れみたいなものが邪魔をしやすいかもしれないけれど、「離れた距離」を意識して、頻繁に会えないからこそ伝わらない気持ちをフォローしておきたい。
普段から頻繁に会えるのなら愛情は色々なところで感じることができる。でも、距離が離れた状態でずっと「世間話だけ」「雑談だけ」という状態の連絡の取り方になれば、いずれ相手の気持ちが分からなくなる時がくる。
愛情表現が乏しいほどその期間は短くなるだろう。それだけ表情や態度や仕草には人の感情が現れており、無意識でも感じている。
遠距離恋愛では多くのカップルが寂しさを抱えるため、愛情表現をしっかり行うのは基本中の基本。
日頃から大事にしたい遠距離恋愛の電話の内容だ。
遠距離恋愛は相手の様子が分からないため、日々の報告は大事になる
離れた距離は漠然とした不安に繋がる。
遠距離恋愛だと相手が見えないから何をしているか気になる人は多いし、遠距離になって環境が変わったのなら、浮気とか気持ちが離れてしまわないかも気になるものだ。
遠距離恋愛になったカップルは、日々の生活ぶりを定期的に電話の話題に選んだ方がいいだろう。義務化してしまうと息苦しいけど、二人で自然と電話の内容にできたら上手く付き合える。
日々の報告では「今考えていること」が分かるので、安心できる面もあるのだ。
遠距離恋愛で会えない寂しさに対処する！同じ体験をリアルタイムでしながら感想を話す
遠距離恋愛では、離れていることを実感する瞬間ばかりだから、「一緒にいる感覚」が味わえる話題もあった方がいい。
電話の内容に、「同じ体験をリアルタイムでしながら感想を話すこと」もおすすめだ。
一番簡単なのは同じテレビ番組を見て話すことだろうか。お笑い番組でもドラマでも、二人の感性が合うものを選んで一緒に見てみる。ゲームとか動画とか、音楽だっていい。
とにかく、電話であっても一緒に時間を過ごしている感覚が持てる内容は、遠距離恋愛に向いている電話の内容になる。
離れている時間が長いからこそ、それをどう充実させるかを考えると、私がここで言いたいことが分かってもらえるだろう。
じっくり向き合って話すことばかりではなく、このような形でたまに話しかけるようなマッタリした電話の内容も、遠距離恋愛では癒しを感じる時がある。
遠距離恋愛には目標が必要！次に会う時のことを話題にしよう
「会えるのを楽しみにしている」という気持ちも愛情表現の一つであり、遠恋カップルでは大事な「希望」であって、大切な話題だ。
予定を考える内容でもいいし、ただただ楽しみにしているという気持ちを語るだけでもいいから、「二人で会う時のこと」は積極的に話題に出そう。
遠距離恋愛では「会いたい」という気持ちと戦うのがしんどい。何か会った時や落ち込んだ時など、声を聞きたいと思ってする電話で無性に会いたくなることもしばしばだ。
でも、それを口にし続けるのは「距離」を意識することに繋がって、やがて不満に形を変える場合がある。
それを防ぐと言うか、少しでも前向きに変えようと思う時は「励まし合う」が大事だ。
会えない寂しさを話題に選べばどうしても二人して沈んでいくことになると思うけど、「次に会う時のこと」を話題に選べばポジティブな話になって励まし合うことも可能になる。遠距離恋愛では「目標」が必要だから、ごまかすだけで電話を終わらないようにしよう。
ここでは、いつも前向きに励まし合うことが大事なのではなく、暗い話になっていくのをどこかで止めておくことが重要な意味を持つ場合があることを伝えておきたい。
会えない寂しさばかりを共有していては、電話が毎回グチになってしまい、電話するのが面倒に感じたり、彼氏・彼女との連絡自体がネガティブな印象になっていくことがある。
そうなると、どうしても遠距離恋愛は上手くいかないだろう。グチから喧嘩になることも出てくれば、気持ちが離れていく原因になるからだ。
次のデートのことを話題に出して二人で楽しみにできれば、きっと当日のデートは楽しいものになる。
普段の連絡がとても大事な遠距離恋愛だけど、当然会った時の雰囲気だって別の意味で同じくらい大事なもの。
もしネガティブな話題が増えていたら、会った時にもその雰囲気が出てしまう。
いつも会えないからこそ、やっと会えた時に想い合う関係を実感できるかどうかはすごく大事なことだ。
その意味でもお勧めしておきたい。
まとめ
今回は「うまくいく遠距離恋愛の連絡の取り方」を解説した。
遠距離恋愛が上手くいくコツを考えたときの電話の頻度に対する考え方や内容にも触れてきたが、普通のカップルと同じように考えるべき点と、距離を意識して遠距離恋愛ならではの気を付けるべき点があるので、参考にしてみてほしい。
遠距離恋愛では、会えない分「日常の連絡の仕方」というのは普通のカップルよりも重要な意味を持つ。
上手くお互いで折り合いがつかないと、どうしても自然消滅的な結果を招いてしまう可能性は残念ながら高いと言わざるを得ない。その点で、気を使っている遠恋カップルは多いと思う。
気持ちは距離を超えると思うけれど、伝え方とか表現の有無や方法が本当に大切である。
今回のテーマを考えても、やはり大事なことは「二人でより良い付き合い方を模索すること」だ。公式的な考え方よりもそれはより優先させて考えるべきであり、世間一般がどうであるかは直接的に関係ない。
一つの参考意見を読むことで自分の考えもまとまるところがあると思うから、二人で色々と話していこう。
時間と共にカタチの変わるのがカップルだから、焦らずにおごらずに彼氏や彼女と向き合い続けることを大切するべきだと私は思う。
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