恋愛では「テクニック」として多くの情報が氾濫している。誰かを好きになればどうにか自分に振り向いてくれるよう、この記事に限らず恋愛テクニックを調べたことがあるのではないだろうか。
だが、書籍やネットで恋愛テクニックを学んでも、なかなか実践できない人が多いのが現実の恋愛だ。自分が気になる人、意識する人の前で「やってみよう」と思ったところで、慣れていないことはなかなかその思いのまま行動できない。
そこで今回は、恋愛テクニックを使いこなせない人へ、少しでもあなたの恋愛がうまくいくように「恋愛テクニックを使う時の考え方」をまとめてみたい。
彼女の喜ぶことを当たり前にできるようになろう。
そのために何が必要かを説明したい。
恋愛テクニックは無意識にできるようになるのが理想
人の行動なんて無意識レベルで起こされている場合がほとんど。その無意識の行動を形作るのが普段のあなたである。
普段から思いやりを大切にしている人がいれば、きっとその人の何気ない行動は基本的に思いやりのある行動が多くなるだろう。反対にあまり他人のことを気にしていない人は大雑把な行動が増えるというのが人である。
それなら恋愛における基本的な考え方は、大げさではあるのだが、きっちりと柱を持っていなければならないことが理解できると思う。
つまり、恋愛テクニックが付け焼刃であれば、使えるものになるはずがないということ。
恋愛テクニックを使いこなすという考え方よりも、自分が好きな人に優しい人でいること、思いやりを持って接すること、心地よい関係作りをしていく気構えを持っていることが本当はすごく大事だ。
そういったとても基本的なことを踏まえた上で恋愛テクニックを学ぶところから始めないと、「分かったけどできない」という状態になる。
加えて、自分らしさとはかけ離れた恋愛テクニックを使ってしまい、好きな人に引かれることも出てくるはずだ。
効果のある恋愛テクニックを選別するには、実践が不可欠!自分用にカスタマイズする必要性
ネットや男性向け恋愛本に書いてある恋愛テクニックは、あなた用にカスタマイズする必要がある。
なぜなら、各男性ごとにそれぞれキャラや性格があるからだ。
たとえば、好きな人にガツガツする男性は、さらにメンズ向けモテテクニックを使うことで女性にしつこいと思われて、恋愛テクニックが逆効果になってしまう。
逆に、好きな人に消極的な男性は、押し引きの恋愛テクニックを学ぶことでさらに消極的になってしまうことがあり、恋愛テクニックを学ぶことで恋愛力が下がる。
恋愛テクニックはシチュエーションを選ぶなら効果があるものがほとんどだが、「恋愛テクニックに効果がない」という人は自分のキャラや性格を考慮しないで、女性の性格すら考慮しないで必殺技のように使っているから効果を感じないのである。
あなたが使える恋愛テクニックは、あなた自身が実践することで、「選別」する必要がある。
効果がある恋愛テクニックを使いたいなら、好きな人の性格を知ることが重要
恋愛テクニックが使いこなせない人は、「好きな人の性格」が考慮できてない場合が多い。好きな人の好みのタイプが分からないから、効果のある恋愛テクニックが分からないのである。
たとえば、強引な男性が好きな女性なら男らしさをアピールする恋愛テクニックが有効になるが、優しい男性が好みの女性は男らしさをアピールされるより、優しさをアピールする方がキュンとする。
つまり、効果がある恋愛テクニックを使いたいなら、好きな人の好みを知る必要があるのだ。
確かに女性全般に効果のある恋愛テクニックもあるにはあるが、特別な存在にならないとたどり着けない「好きな人の彼氏」になるには相手に合った戦略の方が効果が高い。
そもそも好きな人に話しかけることができない男性は、下の記事を読んで「恋愛テクニックを使う土壌」を確保しよう。
恋愛テクニックを使って好きな人を落としたいなら、まず「相手を知る」ことがその条件となる。
恋愛テクニックより大事なのは、恋愛における基本である「気持ちの良いコミュニケーション」
どれだけ熱くなっても、逆に緊張して縮こまることがあっても、相手のいる恋愛では「コミュニケーション」を大切にする。この基本は、恋愛テクニックに頼る時も決して忘れてはいけない。
コミュニケーションというと会話が淀みなく進んでいる光景が目に浮かぶかもしれないが、それだけではない。
同じ感動を一緒に味わうこともコミュニケーションであるし、無言で体を重ねることもまたコミュニケーションである。恋愛では本当にたくさんのコミュニケーション能力が試される。
居心地の良さを共有することもコミュニケーションと言えよう。
高校生くらいの付き合いはじめの時期によくあるノロケ話が下のようなセリフだ。
「無言の状態でも気まずくないんだよね~」
これはつまり、その人にとって少し空いた会話のない時間でもコミュニケーションがとれていることが嬉しいのであって、それだけ親密になれたことが嬉しいのである。
では、「恋愛ベタな人がその空気をいきなり作れるか」と言ったら、その可能性は低いと言わざるを得ない。恋愛におけるコミュニケーションは友人関係のそれとは大きく違っていて、やはり経験を積んで自分の型みたいのが出来てくるものだ。
要するに、恋愛レベルを上げていくためには、勉強して恋愛テクニックを学んだあと、それを経験して自分の型に持っていく作業がどうしても必要ということ。
恋愛テクニックを学んだあと、練習して自分の物にしないと使えない
恋愛テクニックを使いこなすためには、何度も女性とコミュニケーションを取って「どんなことがうれしいのか」「何を喜んでくれるのか」「どんなことに興味をもってくれるのか」を知っていかないといけない。
恋愛テクニックを学んでも「できない」のは当たり前で、どんなことも練習してレベルアップしていって、できることが増えていくのである。
恋愛テクニックと一言でいっても、それが「テクニック」であるなら技術であり、その技術は何度も反復練習しないと実践で使えなくても当たり前だ。
だから、もし恋愛経験が少なくて悩んでいたりするのなら、それは当たり前のことであって、とにかく学んだことをしっかりしたコミュニケーションを目的として「実践する」ことで失敗や成功を経験して徐々にそのテクニックを自分のものにしていく過程があることを知ろう。
恋愛テクニックを使うためには「精神的な余裕」が必要!相手よりも「自分」へ視点が向くと男性の恋愛は失敗する
男性が恋愛テクニックを使う時、相手の女性よりも「自分」へ注目してしまうタイプがいる。ナルシストな男性であればこれはこれで良いのかもしれないけれど、恋愛テクニックを使いこなせない人はこのナルシストタイプではないから、自分ばかり意識が行くようになるとまず好きな人に恋愛テクニックを使うことができない。
気に入っている女性に恋愛テクニックを使う時は、精神的な余裕が必要だ。特に男性の恋愛の場合は、相手の女性の状況や様子を見て、心地良い雰囲気とタイミングの中で効果的な仕草や行動を取らないといけないため、「自分にばかり意識が行ってしまう」という状態は恋愛力を後退させる可能性すらある。
女性の心に響く恋愛テクニックを使いたいと思うなら、相手の女性にずっと視点を当てて、女性の気持ちに沿った行動や態度で自分を表現しなければならない。
女心が分からない男性は、下の記事で紹介している恋愛本を読んで、「恋愛に効くテクニック」よりも、「女心を理解する」ことを大切にしてみてほしい。
恋愛テクニックを使いたいなら、彼女の喜ぶことを当たり前に行える勇気を持とう
少し前に上の有名な恋愛テクニックが流行ったが、「壁ドン」を恋愛テクニックとして実際に試した人はいるだろうか。
まず、「俺には壁ドンは似合わない」と思っているあなた。
それは、大きな間違いだ。
アゴクイなども含めてすべての恋愛テクニックは、ほとんどの男性には似合わない。少なくとも誰でも恥ずかしさみたいのは覚えるものだ。そもそも、ある女性にとって一番の男性が「彼氏」であって、その彼女からしたら基本何でも似合って見えてしまうのが恋愛である。
壁ドンは、女性が好きな人からされるとドキっとしてうれしい行為である。似合うか似合わないかの概念がないわけじゃないが、特別な人からされても多くの女性が嫌がるならあそこまで流行しない。もちろんその彼女の趣味嗜好があることも言うまでもないのだが。
つまり、その彼女が「壁ドン」が最高にカッコイイと思っているなら、世間から見たらどんなブサメンな彼氏でも、やってもらったらやはり最高にカッコイイのである。
その点で、恋愛テクニックとは「ベタなことをベタにできる能力」が必要なのだが、ここで言いたいことはそのシチュエーションやタイミングが全てを決めるということ。そして、それは教わることが難しい恋愛のテクニックだということだ。
恋愛テクニックを使うタイミングは、やはり雰囲気や空気を「嗅ぎ分ける力」が必要で、それはセンスもそうだがそれ以上に経験がものをいう世界。だから恋愛レベルをあげて立派な武器を使いこなしてこそ、それは効果を発揮するのである。
理論武装したらとにかく実践だ。
恋愛なんてその多くが敗れ去るのが現実だと覚悟して、経験から学べる男になろう。
当たって砕けたらその破片にきっとダイヤの原石が含まれている。
大切に磨いて未来の彼女にプレゼントしよう。
まとめ
今回は「恋愛テクニックを使いこなせない人へ」、恋愛テクニックが使えない理由、彼女の喜ぶことを当たり前に行える勇気を持つことが重要である理由などを解説した。
男性も、本気で好きになる人ができれば恋愛テクニックに頼りたくなる。効果があるから有名になっているのだろうし、モテる男にあこがれもあるから知恵を拝借したい。
しかし、多くの恋愛テクニックは自分のものにする工程が必要だ。見様見真似のテクニックでは彼女がむしろ引いてしまい、その場の空気は悲惨なものとなり兼ねない。
やはり、恋愛に慣れていなくて女性慣れしていない男性ほど、まずは女性とのコミュニケーションを増やして各シチュエーションごとに「女性が喜ぶこと」をストックしていくのが大切だ。教科書に書いてあっても自分がうまくできないなら逆効果になる。
いろいろな記事から恋愛テクニックを学ぼうとしている人は、恋愛の本質を考えよう。
もし、日常に連絡を取り合う女性すらいない人は下の記事を読んでみよう。男性は女性慣れしていかないとずっとモテないままだ。自分を変えていくために、行動を変えよう。
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