あなたは「恋愛テクニック」について、どんなイメージを持っているだろう?
小手先のモテテクに良いイメージを持っている人は少ないように思うけど、実際に使ってみた人が意外に効果を感じているというギャップを度々感じている。「ベタなテクニックで恋愛が上手く行くってなんだよ!」と思ったことがあなたにもあるのではないだろうか?
そこで今回は、「恋愛テクニックが意外に効果を発揮する理由」についてまとめようと思う
特に男性はなぜ女性のモテテクに弱いのだろうか?女性が相手でももちろん意味があるし、デレデレになるには理由があるから、是非「恋テクの効果」について理解を深めてほしい。
恋愛は当事者になったら話は別になる!
恋愛の話をする時は、「当事者になること」が絶対の条件だ。「〇〇する男ってどう思う?」の答えが「キモい!!」になるのは、得体のしれない男を想像しているから。実際に好きな人にそれをされたらメロメロになる女子が案外少なくない。「好きな人が自分にしてくれること」になると、全く話は別なのである。
恋愛記事を読むときもそうだが、恋愛していない人は恋愛ごとを書くべきではないと思うほど、第三者として発信する人は恋愛ごとに一番大切な「感情」を抜いてしまう。客観的過ぎて「好きな人いなんだろうな」とさえ私は感じることがある。「そりゃ、キモい男を想像すればどんな話もキモいよな」と思ってしまうもしばしばだ。恋愛は好きだって感情があるから複雑なのである。
話がそれたが、元に戻そう。
恋愛テクニックは、想像するのと実際に行われるのでは感覚にかなりの違いが生まれる。あからさまなテクニックがキモいと感じるのは男女の共通するところだが、世間話で否定した行為を実際に経験してデレデレになっている男をもう数十人以上見てきた。
「おいおい…」とツッコミたくなる気持ちも生まれないわけではないが、これだけ「実際にやられること」は違うということを証明している例である。
雰囲気を見てやる恋愛テクニックは「話」にすると途端にキモい
恋愛テクニックは型にハマっていればいるほどキモいことは否定しないが、実際は相手の雰囲気を見て行われるし、多くの場合「好きな人と二人きりのとき」に行われる。
甘い言葉だってそうだし、恋愛テクニックになるとさらにそうだけど、恋愛関係の二人は「話」にした瞬間多くの場合で効果なんて期待できないように聞こえる。今挙げたばかりの「当事者意識」も関係しているところだが、「実際と想像の違い」が本当に大きい分野だ。
ある男性や女性が、「デレデレ・メロメロになった理由」を探しても、客観視した瞬間から「いやいや、それはないだろう!」ってなってしまうようなものだ。しかし、二人きりで、雰囲気もあってつぶやかれる甘い言葉やモテテクは、もし経験したことがないなら別ものと思ってほしいくらい受け手の感じ方が変わる。違いは本当に大きいと思うし、ネット記事では二人の状態や空気までをなかなか説明できないから、イメージの差異も大きいように感じている。
二人きりで雰囲気ができるなら、脈ありで恋愛テクニックが実行されている
恋愛テクニックをやってみたいと思った時は、相手が自分を受け入れてくれるかどうかが気になってなかなか思い切った行動や態度が取れないという人が多い。「やりたいか、やりたくないか」を置いといて「できるか、できないか」も実際の恋愛では問題となることだ。
そういったことは恋愛に慣れた人であっても無くならない感覚だから、仮に恋愛テクニックを行使するようなシチュエーションができたとしたら、その多くは「脈ありの状態」だろうと推測する。
つまり、会話もそこそこ盛り上がり、二人きりで食事や飲みに行っていて、時にはデート中の場合など、相手も自分に興味を持ってくれていたり、少しの好意くらいは感じられる場面で恋愛テクニックは為される面があるのだ。効果を発揮する理由としてここは大きい。
逆に「みんながいる場」で恋愛テクニックを使うときについては後述するが、多くの恋愛テクニックは話をすると引かれるのに実際使うと効果がある理由になっている。すでに脈ありなら、カップルがイチャつくのとそう変わらない状況なのである。
好意は好意を呼ぶ
この話は、究極のところでいえば「誰でも恋人がほしいと思っている」という話が極端な例だ。要は、誰かが自分を好きになってくれるならまんざらでもないということであり、誰かからの好意をきっかけに自分も好意を持つことがあるということ。
好きになってくれるとしたら、うれしいという感覚を持つ人は多数派だ。もちろん、それは相手が重要であって、アリかナシかの境界線は色濃いのだけど。
恋愛テクニックを使うことで「相手に好意を伝えることができる」という効果は非常に大きい。お互いに惹かれあう恋愛に憧れる人は多い中、実際の恋愛では好きになるタイミングに違いがあって、どちらかのアプローチによって付き合うことになったカップルはやっぱり多いのである。
みんながいる場所、例えば飲み会などで恋愛テクニックを使う人も、特別扱いで好意を伝える人は前述の通りだし、みんなに愛想を振りまく人も自分から好意を届けて好意を呼び寄せている。これも実際の経験で考えてほしいのだけど、「好意を全く表現しない人」と「好意を振りまく人」とでは後者が人からモテるものだから、二人きり以外の時にも効果を発揮することがある。
このブログで何度も言っているように、気持ちは気持ちを動かすし、好意は伝えてこそ相手に意識させることができる。恋愛テクニックやモテテクに紹介されることでも、基本は間違っていないと思う理由の一つだ。
ベタな言葉でも実際に言われたらデレデレする
ここでいうのも何だが、私は個人的に「恋愛ではテクニックが不要だ」という立場である。恋愛はちゃんと関係を作っていって、気持ちを表現できれば「方法」に依存する部分はわずかな差しかつかない。基本的な恋愛の仕方は大事になるけど、「モテる人の恋愛テクニック」は本質的に「恋愛が苦手な人」が絶対に必要なものというわけではないだろう。
だがしかし、ベタな言葉であってもアリと思える人から褒められれば誰だって少しはデレデレするもの。うれしいと感じるのは、使い古された言葉であっても「異性からいわれたいこと」だからである。特に男性は恋愛初期は本当に単純に考えるところがあるから、こんな話をすると「鼻の下を伸ばした男子」が頭に浮かぶ。
ほめるのがうまい人はきっと人生で得している。単純な好意の表現としてこれ以上無難なものはないし、異性から言われるとうれしい言葉はそれなりにたくさんあるから、恋愛に限らず人間関係全般をうまくやっていそうなイメージを持つ。
テクニックとして何かをすると批判されるマトだが、私は逆の立場で、「どう好意を伝えたらいいんだろ…?」と思うときに「実際の行動や態度に落とし込む手段」として恋愛テクニックを捉えている。惚れ薬みたいな効果を期待するのではなく、気持ちのやりとりを心地よく行うため、加えて、気持ちを表現する方法としてモテテクがあるのだろう。
実際に好きな人からされたとき、デレデレにならない・メロメロにならないという人は少数派だ。だったら、もう少し手前の「気になる人」や「意識する人」であったとしても効果を発揮するのが当然なのである。
恋愛テクニックを使う人は総合的に恋愛がうまい傾向も
誰かが見聞きした恋愛テクニックを、実際に第三者としてみた場合は引いてしまうのに、なぜそれが恋愛で効果を発揮するかというと、その人の恋愛力も影響している。恋愛テクを実際に使える人はそれだけアプローチをしっかり行う人であり、バックボーンみたいなものを考えないのでは要因を見失う。
武器は誰が使うかで効果が変わる。恋愛がうまい人はテクニックと人が言いたくなるようなことも自然に行っていて、好意を伝えながら好きな人との距離を詰める。
実際に効果のある恋愛テクニックは、必殺技のように繰り出すものではなく、「気づけばそうなっていた」とか、「意識しないでネットに載っているような恋愛テクニックを使っていた」という人も少なくない。
小手先のテクニックなら使わないほうがいいし、使う必要もないのだけど、自然に出るなら抑えることのほうが逆に不自然だ。表現力の弱い人は恋愛が苦手になりがちだから、「甘い言葉」みたいなものにアレルギーがあるなら時に問題となるはず。アプローチの際に雰囲気がそうなったり、いろいろな局面があるから、恋愛テクニックといっても使い方と使う人の問題がある。
少なくても「モテる人がもっとモテるようになっていく理由」の一つが、「異性のことを理解する」ってことだから、相手の喜ぶことが分かって実行できるとしたら、それは恋愛がうまい人だろう。恋愛テクニックとしてそれを一括りにするなら、効果があるのはやっぱり当然だと思うのである。
まとめ
今回は「恋愛テクニックが意外に効果を発揮する理由」についてまとめた。聞く話になるとテクニックを使うような恋愛の仕方には批判的な立場だけど、実際の恋愛では「されたとき」に感じ方の違いがあるため、第三者として読むか当事者として読むかで恋愛記事はだいぶ変わると思う。
感情の問題である「恋愛」は、どんな形であっても何かを表現するところから始まる。気持ちは目に見えないものなので、表現方法に迷えば恋愛テクニックは有効な手段になってくる場合があると思う。アプローチの基本は「行動」であるため、恋愛テクニックでも何でも、何もしないのはやはり間違いだ。
ベタなテクニックほど当事者と第三者で感じ方が違うため、「好きな人が喜ぶこと」を考えるのも恋愛では大事なことだ。
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