LINEが流行ってから「嘘告」という言葉がかなり一般的なものになってきた。「イタズラでする告白」は昔からあったけど、同じ意味の言葉は「イタ告」と略されて使われるから、少し雰囲気を変えた感じだ。
LINEのタイムラインで「私に嘘コクしてください」とか、コンテスト的な意味でコメントを集めていたり、指名をしていたりするのを時々見ることがあるけど、チャット感のあるLINEでは嘘告に向いた環境があるとも言えるのかもしれない。
メールよりもLINEの個チャでイタ告する方がシステム的にやりやすいような印象がある。
未だに流行っているとまで言えないけど、嘘コクを経験している人は最近になって増えてきているように感じたため、今回少しまとめてみたいと思った。
嘘告とはどんな告白なのか、イタ告って何でするのか、好きな人が相手の嘘告をどう見分けるかなどについて今回は紹介してみよう。
嘘告とは
嘘告とは、嘘の告白のこと。
関連語である「イタ告」はいたずらでする告白で、どちらも恋愛感情がないくせに真剣な告白をして、相手のリアクション後に嘘だったことをバラす形で告白することを言う。
テレビ番組でよくやっている「ドッキリ」でする告白が嘘コクである。
嘘告の特徴
嘘告は、告白するまでのアプローチみたいなことをする大がかりなものはほぼなく、突然友達からLINEや電話などで告白されるのが特徴だ。
嘘告をする人は相手に信じ込ませるように言葉を考える人もいるが、多くの場合で長文ではない。LINEらしく短文で嘘の告白を送るのが特徴と言える。(※短文のLINEの連投で嘘告をすることもある)
スクロールが必要なほど長文のLINEで嘘告をする人は珍しい。
関係性においてはあまり特徴がみられず、仲の良い男友達や女友達から嘘コクされることもあれば、あまりしゃべったことがない人から嘘コクされた経験を持つ人もいて、共通点はない。
その理由は、罰ゲームで嘘告をすることがあるから。加えて、ノリで嘘告することもあるため、「関係性から嘘告を見抜く」のは難しいのが特徴になっている。
嘘コクされた時の心理(信じようとする心理からウザいという心理に移行する)
真剣に告白された経験のある人は分かると思うが、告白のように大事な言葉はその瞬間に信じられないところがある。急に好きだと告げられると一瞬思考停止になって、ただただビックリしてしまうことも多いのが現実である。
しかし、告白は大事な言葉だからこそ信じてあげないといけないと思うし、もし本気だったら失礼過ぎる態度を取るのも人としてどうかという思考も働くため、嘘告をマジでやられてしまうと戸惑ってしまうし、信じてあげようとする心理になる。
もし真剣に考えてリアクションしたのに嘘告だったことを告げられたなら、その真剣さの分、かなりウザいと感じるだろう。ムカつくし、嘘を信じた自分が恥ずかしかったり、面白がって言ってきたことに人間性を否定したりと、嘘告のやり方によっては想像以上にストレスを感じる。
嘘告された時のリアクション
嘘告はアプローチみたいなものまではしない点を考えると、嘘告やイタ告をいきなり信じない場合も多い。
「本当はずっと前から好きだった」とか、好意を隠していたことを付け加えたりすることが多いと思うけど、嘘告の可能性を感じれば「は?冗談で何言ってんの?ww」くらいの返信はあるあるで、嘘告・イタ告に対してその存在を知っていれば本当のリアクションをしないケースも目立つ。
見分け方については後述するが、嘘告の可能性があるような「何でいきなり告白するの?」って思う時は、理由をよく知ろうとするスタンスで問題ないだろう。
嘘告のリアクションに困ったら、質問を続ける返信の仕方をすることで、会話の途中で「嘘告が判明する」こともある。
本気の告白だったら食い下がるだろうし、嘘の告白なら「長時間嘘をつき続けて信じ込ませるためにどこまで努力をするか」という問題があるので、質問して相手の真意を確かめるのは嘘告の対応方法の基本にはなる。
LINEのタイムラインを使った嘘告もある!タチが悪いのはイタ告
また、冒頭説明しているように「LINEのタイムラインを使った嘘告」も存在する。
コンテストのようにみんなで嘘告の言葉を出し合うと時々盛り上がっている光景を目にする場合があるし、指名を受けたら罰ゲーム的に流す場合もある。
これは一応、嘘告の一つの種類だが、相手を特定していない点でイタ告とは違っている。
そう考えると、悪意を含んでいるのはイタ告で、悪意のない場合もあるのが「嘘告」ということになる。
嘘告には「実は本気だった」のを「振られたから嘘告ということにした」パターンもあり、「振られそうな雰囲気」を感じた時点で嘘告だった方向にもっていく場合も存在する。
いずれにしれも嘘告のオチは「告白が嘘だった」ことを告げることだ。
嘘告と似ているようで違う「イタ告」は何でするの?
多くの場合でイタ告をする理由ってものは「悪ノリ」が絡んでいる。その意味でイタ告がグループ内の罰ゲームとしても採用されやすい面もある。
非常にタチの悪い罰ゲームであるが、悪ノリが過ぎると中学生や高校生なら罰ゲームで「好きな人に告白しろ」なんて言い出す人もあるあるだったりするので、イタ告に形を変えて実行されるケースも…。イタ告は大学生から一気に減る傾向が明らかだ。
嘘告もイタ告も、結局は「いたずらをする心理」を考えれば理由は限られるかなと思う。
イタ告はからかう心理が絡む
一人で特にきっかけもなくイタ告をする人もいるが、そこには「からかう心理」が絡む。
誰かに認められたくて手当たり次第に嘘告をする人も聞いたことがあるけど、かなりの少数派で、相手の気持ちをあまり考えずにからかうつもりでイタ告をする人の方が圧倒的に多いのである。
ただし、イタ告や嘘告をする男性心理は「好きな人をからかいたい」という気持ちも関わっているので、子供っぽい男性から嘘告白された場合は、下の記事も参考にしてほしい。
本気の告白を嘘告白にする場合もある!本気っぽいの急にごまかすようにイタ告にするのは本気のサイン
また先ほど触れたように、本当は本気の告白だったのを嘘告やイタ告にしてしまう場合もある。
つい言ってしまった瞬間に後悔して嘘告白であるように装ったり、悪乗りが一部混ざりながらリアクションを確かめたくてイタ告される場合など、本当は本気だったなら複雑な心理もあるため、(理由を全て説明しきるのは難しいけれど)言い切れなくて嘘にしてしまうことはままある話だ。
ただの冗談にしては相手次第でかなりタチの悪い行為だと思うが、最後に「好きな人から嘘告された時の見分け方」について考えてみよう。
嘘告の見抜き方:好きな人に本気か嘘か分からない告白をされたら
嘘告であっても本人を目の前に「好きです」というのは勇気のいることだから、嘘告・イタ告はLINEが主になるけど、最近は本気の告白でもLINEで告白する場合が増えた。
もし気になる人や好きな人から本気か嘘か分からない告白をされたら、笑って流すこともリスクに感じるだろうから、本当のところはリアクションが難しいだろう。
脈なしと思われるのも嫌だし、かといって嘘告だったら本気にするのが恥ずかしい。
そんな時は、二つの方法をお勧めする。
後日、改めて告白してもらう方法で嘘告白を見抜く
嘘告の見抜き方の一つ目の方法は、次の日以降(近い日)に会って告白をするように促す方法。
そうすればもし嘘告だったとしても大概その前に嘘告だったことを告げるだろう。
無難なリアクションだけしておいて、会って話を聞けば本気か嘘かを見分けることは簡単になる。
会話を続ける方法で嘘告を見抜く
嘘告の見分け方、もう一つの方法は、LINEなどでは本気にしない感じの会話を続けて、相手の出方を見る方法。
嘘告やイタ告にどこまで本気に取り組むかと言う問題は残るものの、もし真剣に本気で言っているなら真剣に言葉を尽くすから、LINEであっても相手の雰囲気で本心を見抜くことができる。
逆に、嘘告やイタ告だったなら会話を続けるうちに早々にそれを告げるはずだ。
いたずら目的だったなら、嘘告した瞬間のリアクションに注目をするので、なんやかんやと会話を続けられると普通は冷めていく。
また、言葉を尽くしてでもだまそうとする姿勢は同じいたずらでもまた更にひどいことなので、相手が自粛する方が普通だ。
一つ目の方法同様、最後は会ってちゃんと話をするように持って行っても良いだろう。
本気の告白を断る場合は、下の記事を参考にしよう。
まとめ
今回は「嘘告とは」と言うことで、嘘で告白することについて理由や心理・見分け方なども一緒にまとめた。若い読者向けの記事だったが、昔経験したことのある人などもいたかもしれない。
嘘告は相手次第で返し方が変わってくる。
どうでもいい人の告白は、結局アプローチらしいアプローチがなかった時点でなかなか告白された瞬間に信じられないのがある意味普通だから、ファーストリアクションからド真面目に対応することもないのかなと思う。
真剣な想いには真剣に向き合うべきだけど、いきなり告白された人が相手の好意を信じろといわれても無茶だ。
「え?何言ってるの?」くらいは、相手だって覚悟するべきリアクションだから、話を聞けば、その告白がいたずらなのか、本気なのかは見分けることができるだろう。
嘘告にまつわることで問題になるのは、告白された相手が好きな人や気になる人だった場合である。変なリアクションをして脈なしサインを送ってしまえば、相手が本気の告白だったときに後悔する。
それまでの関係や雰囲気など総合的に判断するべきだが、このような時は会話を長引かせるように対処すると、本音を見分けられるはずだ
相手の気持ちを完全に見分ける方法と言うのはないと思うけど、参考にしてみよう。
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