【2751人の調査】「必ずしも結婚する必要ない」と思う人の割合は約7割に!理由の考察と、現在の結婚の価値を考える

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必ずしも結婚する必要はないと考える人でも憧れる「結婚式」をしているカップル。

2019年、1月8日にNHKが発表した調査結果によると、「必ずしも結婚する必要はない」と考える人の割合は、約7割に及ぶことが分かった。

恋愛ブログでは、恋愛や結婚に関する意識調査を何度も取り上げてきて、世の中の結婚観の移り変わりを報告してきたが、「概ねこれまで見てきた恋愛の意識調査と傾向は変わらなかった」と言うのが率直な感想である。

この記事では、NHKが2751人に回答を得た「必ずしも結婚する必要ない」と思う人の割合を示しながら、理由の考察と、現在の結婚の価値について考えていきたい。

世の中の結婚観はあなたのイメージと合致しているだろうか。結婚しなくてもいいと思う人の気持ちは理解できるだろうか。

一緒に考えていこう。

必ずしも結婚する必要ないと思う人の割合

冒頭から紹介しているように、今回の調査結果はNHKが発表したものである。NHKは、1973年から5年ごとに日本人の意識を調査しており、今回は全国の16歳以上を対象に5400人へ個人面接をし、2751人から回答を得た。(引用:「必ずしも結婚する必要ない」7割近くに NHK調査

それによると、「必ずしも結婚する必要はない」と考える人の割合は68%、結婚するのは当たり前だと考える人の割合は27%という結果だった。

  • 必ずしも結婚する必要ない=68%
  • 結婚するのは当たり前=27%

必ずしも結婚する必要がないと思う人の割合は、年代別で30代が1位。30代の88%が必ずしも結婚する必要はないと答えている。逆に1番割合が低かったのは70代で、43%という結果だ。

現在は「結婚=常識」という図式が成り立たない結婚観になっていて、「当然のように結婚する人」は減っている。

しかも、今回紹介している世の中の結婚観に関しては「傾向」としてはっきりしているのだ。

「必ずしも結婚する必要がない」と考える人の割合は年々増加の傾向

NHKが定期的に行っているこの調査結果においても、「必ずしも結婚する必要がない」と考える人の割合は年々増加している。

結婚観に関しての質問は1993年から実施されているのだが、その間ずっと上昇を続け、今回の調査結果は前回に比べて5ポイント増えた。当然ながら、過去最高を記録したと言うことだ。

「結婚するのが当たり前だ」との主張に違和感を覚える人は多いと思うものの、「必ずしも結婚する必要性はない」との主張も何か違和感を覚える人は少なくないように思う。

なぜなら、結婚の必要性に関しては「子供」の問題があるから。

次に、ここを見てみよう。

【別調査】子供がいらない人の割合は4人に1人

上の記事で紹介しているのだが、文部科学省が国立青少年教育機構に委託して4000人規模の調査を行ったところ、男女全体の「子供がいらない人の割合」は24.8%だった。男女別には以下の通り。

  • 子供がいらない男性の割合=25.6%
  • 子供がいらない女性の割合=24.0%

男女のいずれも、結婚したらすぐに子供が欲しいと答えた人の割合よりも多かったことから、「家族への憧れ」は後退している模様。

現在の世の中の恋愛観は、昔に比べて一方方向に傾き続けている。結婚制度が合わなくなってきているとの声はよく聞こえてくるが、もう少し掘り下げて「原因」を考えてみよう。

必ずしも結婚する必要ないと考える理由

別の調査結果を示しながら「結婚の価値観」を紹介してきたが、どんな理由があって「必ずしも結婚する必要がない」と考えているのかを3つのトピックを挙げて考察する。

あなたの意見と照らし合わせてみよう。

「必ずしも」という言葉の意味

生き方が多様化した今、「必ずしも」結婚する必要は、確かになくなっている。

だが、今回の調査結果があたかも「結婚する必要性を感じない人が約7割もいる」と読み取るのは間違いであり、結婚以外の幸せの形はたくさんあるという点を認めた調査結果だったというのが一番の感想だ。

なぜ、必ずしも結婚する必要はないのかの答えは、「結婚しなくても幸せになれるから」ということだろう。

結婚願望がない人が増えたことは事実だし、子供がいらない人、恋人がいらない人など、あらゆる「恋愛の指標」は軒並み下がってきているのが現実ではあるが、「色々な生き方が認められる世になった」という点は今回の調査結果を読み取るのに、大変重要な見方だと思う。

恋愛が苦手な人が増えた

先ほど挙げた記事の考察でも述べているが、他の調査結果では中学生や高校生の時に異性との接触を面倒に思っていた人ほど、結婚に興味がない状況となっていた。これが今回の調査にも影響したものと考えられる。

変えることはできると言え、客観的に言って「恋愛格差」というのは年を取るたびに開いていくところがあり、恋愛が苦手になってしまうとどんどん恋愛から離れていく内に興味を失う、もっと言えば「諦めてしまう人」が増えていく。

2016年の調査では、彼氏がいない女性の割合は約6割、彼女がいない人の割合は約7割となっていて、明らかに世の中の恋愛は上手く行っていない。これでは、結婚する必要がないと思うのが自然であろう。

みんなの恋愛が上手く行っていればもっと前向きに「結婚」というワードをイメージできる。幸せな恋愛をしていれば「ずっと一緒に居たいという気持ち」が結婚を想起させるわけだから、恋愛的にみんなが幸せなのかどうかは今回の結果に強く影響しているだろう。

なぜ必ずしも結婚する必要はないのか、理由を考える際は、「みんなの恋愛が上手く行っていないから」と言うのも大きい。

いい人がいれば結婚したいと思う層の票は…

結婚願望は明確じゃなくても、結婚したいと思う人の割合は依然として高い水準だ。先ほどから紹介している文部省の調査では男性で約7割、女性では約8割が将来結婚したいと考えていることが判明している。

これも、年々減っている状況ではあるが、決して低い水準じゃない。ただ、強い結婚願望がある人の割合は約17%で、「いい人がいれば…」「いつか…」など、注釈の付く人ばかり。この人たちの票は「結婚するのは当たり前だ」という選択肢ではなく、「必ずしも結婚する必要ない」に流れたと思われる。

この点も踏まえると、やはり「結婚は一つの選択肢になった」と言えるのだと思う。

最後に、現在の結婚の価値についてまとめていく。ゼクシィのキャッチフレーズから、「今、結婚する意味」に迫ってみよう。

結婚情報誌「ゼクシィ」のキャッチフレーズに表れている「現在の結婚の価値」

ゼクシィのCMを見たことがある人は、そのキャッチフレーズが心に残った人も多かったと思う。

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです

今回のNHKの調査結果は、はっきり言って事前におおよその結果が分かっていたような現在の環境があって、現にゼクシィは「結婚しなくても幸せになれる時代」だと言い切っていた。

私は恋愛の専門家だからかもしれないが、最初にゼクシィのCMを見た時、とにかくこのキャッチフレーズが強く印象に残った。これほど、時代に合った「結婚の形」をわずか40文字程度で表現していた秀逸さは、筆舌に尽くしがたい。

現在は、結婚しなくても幸せになれる時代だ。

私も、これに一切の反対がない。

だけど、だからこそ「あなたと結婚したい」と思える人との出会いは、人生の中でも1、2を争う幸せを齎す。そう思ってこの恋愛ブログを数年にわたって運営している。

生き方の多様化は素晴らしい文化の変遷で、恋愛に興味がない人、結婚に興味がない人が生きやすくなった時代の変化には、真っすぐ「素晴らしい」と思っている。だけど、それと同時に「結婚の価値」は増したようにさえ思うところがある。

あなたと結婚したい。
結婚する必要はないかもしれないけど、何年経っても、何十年経っても、ずっと一緒にいたいから。
だから、結婚しよう。

結婚制度が、多様化した今の生き方に合わなくなってきているのは感じつつ、それでも家族制度に代わる何かはまだ形になっていないから、結婚を選ぶ幸せは昔から劣っているとは思わない。

ずっと一緒にいる気持ちを形にするかどうかは議論になったとしても、「あなたと結婚したい」と思える人がいるなら、色々な面からまだ結婚を選ぶ方が賢い選択になっていることもまた事実である。

必ずしも結婚する必要はない。これがみんなの答えであるなら、結婚の価値は下がってしまうように思う人もいるはずだけど、私はこの時代だからこそ結婚したいと思える人との恋愛に、最高の幸せがあると思っている。

まとめ

今回は、NHKの2751人から回答を得た調査結果を基に、「必ずしも結婚する必要ない」と思う人の割合を紹介し、考察と「現在の結婚の価値」について踏み込んでコラムを綴った。

あなたはどんな感想を持っただろう。

必ずしも結婚する必要はないと考える人の割合は68%で、結婚するのが当然と考える人の割合27%を大きく上回った。

昔と今は違い、結婚しない選択は「寂しい人」との印象ではなくなって、事実婚を選ぶ人や、生涯独身を決めて結婚しない人もたくさんいる時代。その人たちが認められる世になってきた。

しかし、だからこそ「結婚したい」と思うことの価値はより高くなり、この時代でも結婚したいと思える二人は、「あえて結婚を選ぶ」という点でやはり最高の幸せがあるものだと考える。

このブログでは、好きな人と幸せに付き合いたい、幸せな結婚をしたいと思っている人を引き続き協力に応援していく。役立つ記事をどんどん配信していくので、今後も参考にしてみてほしい。

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