先日、めでたく結婚の報告をした佐々木希さんとアンジャッシュの渡部さん。世界でもっとも美しい顔100人に5年連続で選ばれ続けている佐々木希さんを、お笑い芸人であるアンジャッシュの渡部さんが落としたと話題になって久しいが、最終的に二人は結婚に至った。
今からは少し遡るけれど、一週間の話題のニュースを紹介する「あっこにおまかせ!」でこの二人が取り上げられていた。
お笑い芸人の恋愛という意味ではバナナマンの日村さんが元NHKアナウンサー神田愛花さんとの交際報告を行っており、「お笑い芸人がなぜモテるのか」を番組のワンコーナーでテーマにしていたのだが、アンジャッシュ渡部と言えば実は週刊詩で恋愛コラムを持つモテ男の一面も。
そこで紹介されていた恋愛テクニックを心理学の専門家の話を交えて紹介していたので、参考になる部分もあろうかと思い、まとめてみることにした。
ワンコーナーの一部だったので、恋愛心理学を考慮したお笑い芸人の恋愛テクニックは大きく2つだけだが、参考にしてみよう。
強制の2択
一つ目の恋愛テクニックは、「強制の2択」。
ダメなデートの誘い方として紹介されていたのは
「僕とデートに行くならどこに行きたい?」
と具体性に欠けた誘い方だった。
確かにこれだと誘われた方が行き先を考えないといけないし、そんな面倒臭さも手伝って「何でデートに行くの?」とそもそも論にも立ち返り易い誘い方だ。
これでは、最初から脈が無いとまず成功しないのは想像に難くない。
もしOKをもらえるなら、どんな誘い方をしてもOKだった場合のみだろう。
脈ありだったとしても、答え難さから断るパターンも増えることが想定できる。
こんなデートの誘い方はNG。
そこで、アンジャッシュ渡部流のデートの誘い方を参考にすると、
「僕とデートに行くなら、遊園地と映画、どっちがいい?」
と、心理学的には「強制の2択」を迫る誘い方がおすすめ。
心理学の専門家の話では「人は一度でも具体的にイメージすると断りにくさを感じる」とのこと。
私は以前、営業関係の仕事をしていたのだが、そこでも使われる手法の一つで、この方法の効果は体験済み。腑に落ちる内容だった。
また、漠然とした質問が前者であったのに対し、こちらの方法では、二つを具体的にイメージして取捨選択するだけのデートの誘い方なので、答え易くなっている。
脈ありだったら断られる可能性が低い誘い方と言えるだろう。
リスクとして考えられることは、デートの誘い方が具体的になればなるほど、誘いにくくなる点と、断られた時のショックが大きくなる点。
前者の誘い方だと冗談にもし易いし、社交辞令的に流すこともできるが、選択肢を用意すると相手に選択させることになるので、断られた時にサラッと流すのが難しい場合も出てくる。
具体的にデートを誘う場合は、抽象的なデートの誘い方に比べて勇気がいる。
「デートに誘うなら勇気を持て」ということも伝えている恋愛テクニックである。
刑事コロンボ効果
二つ目は「刑事コロンボ効果」。
刑事コロンボと言えば、いわゆるドジな人の象徴であり、分かり易さから命名されたようだが、相手の警戒心を解くための方法として心理学的に理に適った方法を渡部も紹介していたとのことだった。
具体的には、初デートの際などに自分の失敗談を積極的に話すことで、笑いとリラックスを誘い、相手の警戒心を解くという方法。
これについては、当ブログでも過去記事で一度紹介している。

「失敗談」についても親近感を持ってもらえることにつながる。
初デートではお互い気を使うことが多い中で、話題もポジティブなものが選ばれ易い。
それ自体は決して間違いではないのだが、時に上辺感が出たり、お互い自分らしくいられないと感じたりする場合もある。
そこが初々しくて良い部分でもあるが、行き過ぎは何となく疲れてしまったり、距離の遠さを感じる原因になる。
そこで活用したい話題は、「失敗談」。
失敗談の多くは、人が聞いた時に面白い話だし、自分から失敗した話をする人は飾らない感じがして親近感を持ち易い。
当然、彼氏や彼女として選びたくなくなるような失敗談は初デートで適さないが、笑い話にできるようなものなら、心を開いてくれているように相手は感じるし、親近感を持ってもらうのに一役買ってくれる。
初デートより先は自分のことをよく知ってもらうことも大切なので、適当な話題があるなら、話してみると打ち解けるきっかけになることがある。
一部を引用したが、刑事コロンボ効果として大きいのはやはり「親近感」との心理学者の見解だった。
好きな人とデートする時、心を開いてほしいと思うことは多いけど、実際に自分は緊張してしまって心を開いていないケースは目立っている。
意識している人とのデートだから仕方がないのだが、相手に求めてばかりではやはり上手くいなかない。
そこで、自分が心を開いていることを伝えるのに「失敗談」は有効だ。
番組内では「なぜお笑い芸人はモテるのか」にこの部分は大きいとしており、恋愛心理学としては「お笑い芸人は自分を貶めて笑いに繋げるのがうまい。それが相手女性の警戒心を解いているのだろう」とのことだった。
初デートでよそよそしさが強くなってしまう人は活用を考えてみよう。
当ブログで繰り返していることだが、「相手に求めるなら自分から」が恋愛や人付き合いの基本だと私は考えているので、まず自分の態度や行動を振り返ってみることは大切なことだと思う。
まとめ
今回は恋愛心理学を参考に「アッコにおまかせ!」で紹介されたアンジャッシュ渡部の恋愛テクニックを紹介した。
佐々木希がこれで落とせたというわけではないと思うが、参考になっただろうか。
あまり頭デッカチに恋愛テクニックを学ぶことが上手くいくコツではないのだが、少しでも可能性を上げる努力は無駄ではないだろう。
恋愛心理学で普段のアプローチを再検討してみるのもたまには良いことだ。
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