男なら誰でもやってしまう女性に対してのアピールが「武勇伝を語る」ことだ。
何かのアンケートでも調べてみてもわかることだが、武勇伝を語る男性に対する女性の評価は低く、実はかなりミスマッチしてしまっている。昔の自分を誇示することの感性が女性にはほとんどないのが原因だ。
「何でこの人は昔の自慢話をするのだろう?」
「何で男は武勇伝を語りたがるの?」
こんなことを思った女性はきっと多いはず。
そこでこの記事では、「武勇伝を語る男」について解説していく。下の3つが主なテーマだ。
- 武勇伝を語る男とは?
- 恋愛的に武勇伝を語る意味とは?
- 武勇伝を語りたがる男性心理とは?
武勇伝を語る男は何を考えているのだろう。この記事で、昔自慢する男性心理を学んでみよう。
後半は、男性が武勇伝を語った時の女性評価や、「武勇伝を語らないで本当にやるべきこと」についても解説している。
武勇伝を語る男とは?特徴と傾向
武勇伝を語る男は、基本的に自分の力を誇示したいと考えていて、傲慢なタイプに多いのが特徴だ。
遠慮するタイプの優しい男性は、「聞かれたから答える」という程度で、自分から武勇伝を語ることは少ない。
ただし、男性には女性と比べて「昔を美化する傾向」があって、武勇伝を語る男に良い男がいないということはない。
特に、お酒を飲んで気が大きくなった時は、自分の価値を示したい男性心理が強くなって普段は自慢話をしないタイプの男性さえ武勇伝を語ってしまうことがある。
武勇伝を語るのは男性のあるあるになっている部分があるので、女性は余裕を持って聞いてあげると相手男性は喜ぶだろう。
しかし、「何で男だけ武勇伝を語るの?」と疑問に思った女性はきっと多い。次に、武勇伝を語る意味や武勇伝を語る男性心理を解説する。
恋愛的に武勇伝を語る意味とは?男性心理を踏まえた3つのポイント
「好きな人が武勇伝を語る」という経験をした女性のために、恋愛的に武勇伝を語る意味について3つのトピックスで解説しよう。
昔のことであったとしても、武勇伝を語ることで女性を振り向かせたい
男性は好きな女性に自分の価値を示したいと考えている。もし好きな男性があなたに武勇伝を語るなら、「価値の証明」に頑張っているのかもしれない。
特にこの傾向が顕著になるのが「何度も武勇伝を語る時」だ。会話を盛り上げるための話題として武勇伝があったのなら何度も武勇伝を語らないので、泥酔している時を除き、脈ありサインと言える。
好きな人が武勇伝を語ってきた時は、好意的な意味で捉えよう。
バカにされたくないから武勇伝を語る
男性心理はプライドを尊重するので、(色々な意味で)自分よりも上の女性に対して武勇伝を語るところがある。
「すご~い」というようなリアクションをする時にどや顔になる場合は、プライドを保つ意味で武勇伝を語っている時。
好意があって女性にアピールする場合は謙遜するので、武勇伝を語った後の態度で意味を考えよう。
チヤホヤされたいから女性に武勇伝を語る
本当に自慢話になるような武勇伝は、男性が必殺技のように女性に話す場合がある。そこにはチヤホヤされたい願望が関係していて、要は「女性から注目を集めたい男性心理」だ。
大勢の女性の前で武勇伝を語る場合は、不特定多数からモテたい男性心理が「武勇伝を語りたい」という気持ちにさせている。
もちろん、その中に好きな人がいる場合もあるのだが、もし恋愛アプローチとして行う場合はみんなの前で話すよりも、好きな人が横にいる状態で話すはずなので、大勢にアピールする時は恋愛的にあまり良い意味はない。
女性は昔の武勇伝を語らない、なぜ男性は武勇伝を語りたいのか
武勇伝を語るのは男の特徴と言えるほど、女性はほとんど昔の自慢話をしない。
なぜ男だけが武勇伝を語るかと言うと、女性に比べて男性の方が「アピールする力」に価値観が高いからで、昔の自分を美化しているからだ。
女性は悪目立ちしたくないと考えるので、共感できる話題を選びがちで、自分の自慢話をする時はやはり質問を受けた時に限定される。
さらに、未来志向についても男女に差があって、男性は未来に夢を馳せるよりも昔語りが大好き。歴史好きは男性に多いとされているが、男性に取って「昔」というのはロマンを感じる対象のように感じてきた。武勇伝を語るのは男のサガとさえ言えるだろう。
では、武勇伝を語られた女性はどんな気持ちになるだろう?
好きな人に武勇伝を語ってしまう男性向けにまとめてみよう。
武勇伝を語られた女性の評価
武勇伝を語られた女性は、そのほとんどが「昔と今」を比較して相手男性の評価を下す。簡単に説明すると、下のような感想を持つということ。
- 昔も今もすごい=魅力を感じるし、尊敬する
- 昔はすごかったかもしれないけど、今はショボい=魅力を感じないし、尊敬しない、嘘をつかれているような感想を持つ
武勇伝を語ることで好きな女性の気を引くことはできるけど、結局今がショボいなら男として評価が上がることはない。話を盛る男だと思う女性も多いし、武勇伝を語ることで器の小さい男だと思うことも多いのだ。
よく武勇伝を話してしまう男性は、会話中の女性のリアクションを思い出してみよう。
そう、聞いてはくれるが会話を盛り上げるための合いの手に終始していることがほとんどではないだろうか。
あなたが武勇伝を語った女性は「昔はそうでも今はどうよ」なんて思っている。
男性が好きな女性に自分の力を誇示したがる気持ちは本能的なものなので、武勇伝を語りたい気持ちは男だったらある意味どうしようもない。酔っぱらった時に男性は武勇伝を話したがる傾向も考えるとなおさら、理性で抑えない限りはこの話は出てしまうことがわかる。
しかし、問題なのは、昔の武勇伝を語ることで彼女の尊敬を本気で得られていると考えることだ。
「話してしまうけど、自分のことを知ってもらいたいから」とか、「どうしても抑えられなくてついつい」とかなら恋愛が下手だとまでは言わない。でも、意味がないことを意味があることとして効果的に使えていると考えているとしたら、それは認識を改めた方がいい。
男性は自分の力を好きな女性に理解してほしい時、本当はどうしたらいいのか
男性は、武勇伝を語ることで自分の力を女性に示すのではなく、今の能力を示すことで自分が魅力的な男性であることを伝えないといけない。
彼女が見ているのは今のあなたである。
昔の自分は今の自分を作るために存在していたに過ぎない。昔が凄いのなら今も凄くなくては意味がないのが「女性から見た男性」だ。
例えば、
「昔、部活で県選抜に選ばれていた、全国大会に行ったことがある」
ここまで凄い体験でなくても、運動神経をアピールしたい男性は多いだろう。
でも、社会人となるとなかなかそのアピールの場はなくて武勇伝に走る。さらに盛大に話を盛って話すタイプもいて、いわゆる「痛い男性」をあなたも見たことがあるかもしれない。そうじゃないと女性に自分をわかってもらえないと考える。
もしこんなことをするくらいなら、自分の武勇伝を語る前にスノボーにでも行こう。ラウンドワンのスポッチャでもいい。好きな女性から「運動神経いいんだね」って言われた後なら、武勇伝を語る無粋な男にはならないし、そう思ってから具体的なエピソードを聞いた彼女はしっかりあなたを尊敬してくれるだろう。
自慢したがる男が多い中で、もしかしたらちょっと違って映るかもしれない。
スノボーやスポーツ施設に二人で行けないのならグループで誘えばいい。
昔ヤンチャだった自分がかっこいいと思っているなら、上司に自分の正しい意見を話して話し合った上に意見を通したって話を先にする。その結果、大きなプロジェクトがうまくいったという「実際の結果」があればアプローチとして成功するだろう。
当然自分の意見による変更が要因として、仕事が上手くいった点も付け加える。これも今の自分の能力をアピールしながら昔の自分もその源泉としてアピールできる点で共通している。
文科系能力においてもこの共通点に配慮して考えてくれれば全てを書かなくとも理解は可能だろう。
昔すごかったと言うのは、自分を下げる行動になる
男性として魅力的に思われたいなら彼女に尊敬してもらうことが必要条件になる。しかし、よく考えると尊敬もしていない相手と付き合うような女性はいないのだから、変に自分を下げる「昔、スゴかったんだぜ」というアピールは逆効果はあっても効果はないのである。
つまり、既に付き合うか付き合わないかの段階以上では、あなたの何かに対して尊敬の意を持っていないと女性は付き合いたいと思わないってことだ。
自信を持って効果的なアプローチをしていこう。運動能力は男性が女性に勝っている顕著な部分だし、仕事の出来不出来は直接男性の価値になる。その部分のアピールは付き合う前はもちろん付き合った後でも積極的にするべきだ。
彼女にはよくわからないだろうから仕事の話をしたくないと考える男性も多いのだが、全ては方法の問題であって、男性の能力に対し興味のない女性はいない。もしいるのなら、それは男性とは見てくれていない証拠となるだろう。
社会人になれば男性の価値は経済力で決まることが学生の時と比べて何倍にもなる。その部分のアピールは、方法を精査してしっかり行っていこう。それが「恋愛アプローチ」である。男らしさには拘るべきだから、「どうしたら自分が好きな女性から魅力的に見えるか」を考える必要がある。
武勇伝を語らないで「女性に自分の能力を伝える」私の実践例を紹介
私は以前に会社で社長賞を取ったことがあったのだが、その時の彼女に表彰式の時に話すスピーチの下書きを見せ、感想と意見を聞いた。
これは純粋に彼女に添削をお願いしたかったわけではない。
会社では社長賞をもらうような評価がされていることを、あまり自慢にならないようにアピールしたかったのだ。
社長賞を取るためにはさすがにそれなりの努力をしていたので、当然表彰式のスピーチではその点を役員たちに話すことになるのだが、その下書きを読んだ彼女は涙を流し感動してくれた。
男性は、武勇伝を語るより、今の能力を示すことが大切で、次にその表現方法が大事だ。私の実践例では、なるべく彼女が個人的な感想で「すごい」と思ってもらえるような言い方を選んでいっている。当然、付き合う前の片思いの時も同じだ。
悩み相談は、「悩んでいるレベル」で女性の尊敬を得られる要素にできる
例えば「悩み相談」もその一つ。高いレベルの悩みを女性に話せば「すごい仕事しているんだね、私じゃわからない世界だよ」なんてリアクションがあるかも。
別に「俺、すごいでしょ?」ってアピールなんかしなくたって、自分がすごいことは勝手に伝わるのがいい男だ。それを目指せば良いと考えて、私は意識する女性と接しているのである。
このエピソードも見方を変えれば「男性の自慢話」になるから、今回のテーマは難しいとこれを書いてて思った。
彼女からの尊敬を得るためには、普段からの時間が最も大切であるのは言うまでもないが、努力の方向を間違えると逆効果も懸念されるなかなか難しい問題だ。
あなたは正しい方向でしっかりアピールしてほしい。積極的になるのは男の恋愛の基本だから、自分の表現方法をもうワンランクあげていこう。
まとめ
今回は、武勇伝を語る男性を解説した。武勇伝を語る意味や武勇伝を語る男性心理については、女性読者に参考になったのではないだろうか。
後半は、武勇伝を語る男性向けに「武勇伝を語られた女性評価」や「武勇伝を語らずに尊敬を得る方法」を紹介していので、男性も参考になったと思う。
男性は気分が良くなるとどうしても女性へのアピールが少年らしさを帯びるけど、素敵な女性が求めるアピールは「どれだけ今のあなたが素敵なのか」ということなので、武勇伝を語りそうになっても「今」とのギャップが悪い方向で出ないように気を付けよう。
スマートな男性が好かれる傾向はここ最近さらに上昇傾向なため、自分のアピール方法で評価を下げないように、しっかり目の前の女性のことを考えたい。
男性の武勇伝問題と同様、男性のファッションもよく問題になっているので、女子ウケするデートファッションが苦手な男性は下の記事も読んでおこう。下の記事では、女性が選んだ全身コーデがマネキン買いできるサイトをレビューしている。
女性は、こちらの記事も合わせて読んでみてほしい。男性の自慢話は昔の武勇伝だけじゃないので、読むことでより男性心理が理解できるはずだ。
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