経済力が人それぞれで違うため、デート代の負担割合はそのカップルによって大きく事情が異なる。
連恋愛経験の少ない恋愛初心者は、デート代の負担割合で悩むことがきっとあるはず。
「デート代は、平等に割り勘?それとも、差を付ける?彼氏の奢り?」
デートでかかるお金の問題(=デート代の支払い割合)は女性でも意識が人によって本当に大きく違うというのが私の経験則である。
あなたの日常に置いても、飲み代等をどう割っていくかはメンバーやその時の財布の事情によって変わってくることが多いはず。
彼女との食事やデート代など、会計が絡むと難しい判断に感じる人がよくいる。
そこで今回は、800回以上のデート経験がある私から、「デート代の負担割合」について解説する。当サイトで318人を対象にデート代の負担比率についてアンケート調査をしたので、その結果と私のアドバイスをまとめていく。
女性とのデートで会計はどうしたら正解だろう。多くの経験から、恋愛の専門家として答えを示そう。
デート代の負担割合の調査結果:世の中の「デート代の負担割合」とは?
当恋愛サイト「恋愛のすべて」が20歳から35歳までの独身男女に318人を対象に行ったアンケート調査では、世の中のデート代の負担割合は、以下のようになった。(当てはまらない場合は最も近い負担割合で回答)
- 割り勘=40.3%(128人)
- 彼氏と彼女が7:3=36.5%(116人)
- 彼氏が9割=19.2%(61人)
- 彼女が9割=2.5%(8人)
- 彼氏と彼女が3:7=1.5%(5人)
現在のデート代の負担割合は、割り勘が約4割と主流で、次いで彼氏が多めに出す7:3で負担し合う支払い方が続いた。
アンケートでは、それぞれの理由や意見を聞いたので、代表的な支払い割合になった「ワリカン、彼氏と彼女が7:3、彼氏がほぼ全驕り」について詳細を紹介しよう。
デート代を割り勘する人の理由、意見
- 割り勘にする方がお互いに楽だから(21歳女性、27歳男性)
- 2人とも収入に違いがないから(24歳男性)
- 彼氏か彼女かどちらかが多めに払うのは不自然だから(32歳女性、29歳女性)
デート代を割り勘する人は男女平等の考え方をしていて、「彼女も奢りを望んでいない」のが特徴。
「デート費用をどう割る?」と言う疑問は男女に差があると言う価値観も関係するため、男性が多く支払うべきとの考え方は少しずつ古くなっている。
デート代は彼氏の方が多めに払うカップルの理由、意見
- 彼氏の方が収入が多いから(26歳女性、31歳女性、33歳女性)
- 彼氏が多めに払ってくれるから何となく(23歳女性、37歳女性)
- かっこつけたいから(24歳男性、25歳男性)
- 自分の方が食べるから食事代メインに多めに払う(28歳男性)
デート代を彼氏が多めに払うカップルは、収入差が一つポイントになっていて、年上男性と付き合うと割り勘は避ける傾向にある。
加えて、彼女にカッコつけたい男性心理が関係しており、「それなら全額驕りでいいじゃん」という意見も聞こえてきそうだが、負担割合に差をつけているカップルの方が彼氏が奢るカップルよりも主流になっている。
彼氏が奢りのカップルの理由、意見
- 毎回奢ってくれるから流れで(30歳女性)
- 彼女に負担させたくない(34歳男性)
- すごく年上の彼氏と付き合っているから(23歳女性)
デート代を彼氏が奢るカップルの割合は約2割と言う結果だったが、ワリカンが主流の中で彼がほぼ全驕りになる条件は「年齢差と収入差」。
今は彼女側も奢られたくないと考える人が増えているので、全驕りに近い支払い方をするなら「理由」が明確にありそうな印象を受ける。アンケートを読むと、何の理由もないのにデート代が彼氏持ちというパターンはなかった。
世の中のデート代の負担割合を解説したところで、恋愛の専門家である私から「どのようにデート代を負担し合ったら良いか」という点について解説する。
デート経験800回以上の私はどのように考えるか、恋愛経験が少ない人は「うまく付き合っていくにはどんな費用負担をするべきか」という視点で読んでみてほしい。
デート費用の負担比率はどう考えるべきか3つの基準
カップルのデート代をどう出し合うかという点については、下の3つの基準を検討すると良い。
- 年齢差
- 収入差
- 彼女の価値観
デート代の分担割合を決める際は、上の3つを基準に決める。
それぞれ詳しく解説していこう。
年齢差を考慮してデート代の比率を考える理由
世の中には先輩が後輩に奢る文化が一定のところで根付いていて、カップルにおいても「年上彼氏と付き合っている彼女」はワリカンを望まない傾向を感じてきた。
次にあげる「収入」について、「年上ならたくさんもらっているはず」とのイメージがあって、カップルに年の差があるなら割勘が似合わないことが多い。
たとえば、大学生の3年生(彼氏)と1年生(彼女)のカップルだったとしたら、「同じ大学生」という括りであるが、付き合う前は先輩として男性側が多めに払うパターンがあって、付き合ってから費用負担の割合が変わったりする。
もっとオーソドックスな例を挙げると、30歳の彼氏と25歳の彼女であれば、割り勘にすると不自然と感じる人も少なくなくて、多少の差をつけるカップルが目立つ状況だ。5歳以上年が離れていると、割り勘にするカップルは少なくなる。
デート代の負担割合は、カップルの事情をくむ必要があるだろう。
収入差を考慮してデート代の比率を決める理由
デート代の比率を決定する際、最も考慮されるのは「収入差」である。稼ぎが多い男性は女性に奢りたがる傾向があるし、女性側も収入の多い彼氏に対しては奢られることに拒否感がないことが多い。
お金の問題を前に「助け合い」の価値観を出すのはどうかと思うが、リアルな恋愛の場においては、デート代の負担比率に対して収入差を考慮するカップルは多くなっている。
私も実際、彼女の生活状況を聞いて驕りにしていた彼女がいたし、恋愛経験を重ねていくと「奢るべきか、奢らないべきか」の判断はしやすくなっていった。「助けてよ」と思っている彼女の雰囲気が何となくわかるようになったからだ。
事実、デートにはお金がかかるので、金欠な彼女はお金がないことを理由にデートしたくないと考えることがある。収入が多いのに奢らない彼氏について魅力を感じなくなることがある点まで踏まえると、収入差があるカップルは驕りにするのに合理的な理由がある。
彼女と彼氏で収入格差がある場合は、デート代の負担比率について多少の配慮が必要だ。
彼女の価値観を考慮してデート代の比率を決める理由
昔に比べて、女性は男性と対等でいたい心理が強まっている。奢る男性に「何で奢るの?」と思う女子が増えていて、平等・対等な付き合い方は女性が望むものでもある。
ただ、アンケート結果を見てわかるように、完全割り勘のカップルと彼氏が多めに払うカップルの比率はそこまで差がない状況だ。そこで意識してほしいのが、女性の価値観を知ること。
お金のことは付き合い始めに話題にできることじゃないのだけど、何となく察することができるとお互いに取って心地良い付き合い方ができる。これは、彼氏が多めに支払えば良いというほど単純じゃないのがポイントだ。
彼女のデート代に関する考え方はデートしている内に分かってくるが、恋愛初心者は判断に迷うことがあると思う。次から2つの見出しを使って男女それぞれ、デート代の支払い方に関してアドバイスを綴る。
男性向けのおすすめなデート代の負担割合(彼氏のデート代の支払い方)
男性が「デート代はどのくらい負担するべきなの?」と思った時は、基本的にワリカンで支払うことをおすすめする。
ただし、デート中の食事代や飲み代は6:4~7:3がおすすめだ。
デート中の食事代、飲み代の負担割合は男性が多めに払うべき
食事代や飲み代を男性が多めに支払う理由は、男性の方がたくさん食べる、たくさん飲むから。
女性が思う平等・対等なワリカンと言うのは、自分が損する状況になると達成されない。あなたの方がたくさん食べて飲むなら多めに支払うのが平等なので、デート中にレストランや居酒屋に入った時は、スマートに負担比率を提案しよう。
実質的に自分が食べてる分を彼女に負担させると、不平等な割り勘になって彼氏として評価を下げることが実際にある。
映画代、遊園地のパスポート代、水族館の入場料など、「二人で楽しむもの」にかかる代金は割り勘でOK
あくまでも「年齢差と収入差」を考慮の上であるが、お金の格差がないカップルについては、食事や飲み代以外の「デート中にかかるお金」の負担割合は半分半分で問題ない。
普通に割り勘を提案して、2人で負担し合う形で支払いを済ませよう。
何度も言っているように、世の中のカップルの負担比率の1番人気は割り勘だ。収入に大きな差がない限りは彼氏持ちで払う時代は終わりつつある。
無理してデート代を奢るのがつらい…となってしまえば彼女と会うのも面倒に思ったりするので、経済力をアピールしたいと思っていないなら平等に楽しむデート代については割り勘で支払いを済ませるので問題ない。
ただ、「彼女はどう思うだろう?」と不安に思う男性もきっと多いと思う。割り勘と言いづらいと思ってしまう彼氏もいることだろう。でも、食事代や飲み代は自分が多めに払っているので、彼女の評価は基本的に下がらないから安心してほしい。
食事代や飲み代を多めに負担することで彼氏としてのメンツは保たれる
友達と一緒にごはんに行ったとき、「たくさん食べたから多めに払う」なんて会計の仕方は基本的にしない。
食事代や飲み代を6:4や7:3で支払うと、デート代の全体を見た時に彼氏が多めに払っている状況はしっかり作れるので、彼氏のメンツは保たれるし、彼女も「少しは多めに払ってくれたら嬉しいなあ」と言う気持ちを汲むことができるので、デート代の負担割合で不満を持たれることはないだろう。
カップルの関係は対等なので、平等な割り勘ができればお金の問題で評価が下がることはないから安心しよう。
女性向けのおすすめなデートの負担割合(彼女のデート代の支払い方)
女性はデート代について彼氏に奢ってほしいと思っていても、なかなか口にすることはない。問題となるのは「頼んでないのに奢ってくれる彼氏の対処法」だ。
ずっと仲良く付き合っていきたいなら割り勘を提案するべき
女性のデート代の負担割合についても「収入差と年齢差」を考慮に入れるのが基本だが、無理して奢る彼氏については割り勘を提案するべきだ。
奢るのはストレスがかかることなので、彼氏に無理をさせると愛情が冷める方向に作用する。奢ってくれるからと甘えているとその内「デートに誘ってくれなくなった」なんて悩みに直面することもあるので、「割り勘で大丈夫だよ?」くらいは何度か言っておきたいところ。
それでも奢ってくるなら甘えてしまって問題ない。
奢ってくれる彼氏は、デート代を払わない彼女をどう思うか
奢ってくれる彼氏が無理してない場合は、デート代を払わない彼女に対してネガティブな気持ちを持つことはない。
ただし、それには2つの条件があるので、クリアできるように押さえておこう。
- デート代を払う意思があることを伝える
- 奢ってもらったならお礼をきちんと言う
男性の中には「彼女に奢ってあげたい」と思う人が一定の割合でいて、彼氏が奢るのが当然という時代が終わったあとも、全驕りを続ける男性がいる。
あくまでも彼氏の気持ちだからあなたが良ければその気持ちを受け取って良いのだけど、「最初から払う気がない彼女」「奢ってあげたのにお礼も言わない彼女」は彼氏が幻滅する原因となる。
軽めで良いので、なるべく言葉にして伝えるようにあると交際そのものがうまくいくし、彼氏も喜んでくれるので実践してみよう。
毎回、全額おごる彼氏にはなりたくない。その理由とは?
世の中では恋愛を語る時に「男性は女性をリードするべきだ」という考え方もまだまだ根強い状況があるので、この記事でも「男性は女性にデート代を奢るべきだ」と解説されると思った人がいたかもしれない。
でも、デート代を彼氏持ちにするのは恋愛的に間違いだ。
確かにデート代を奢る男性は奢らない男性に比べてかっこいいのかもしれないけれど、全額奢りにしないのには理由があるので、解説しよう。
毎回のデートで全額奢るのは間違い
時と場合に応じて彼氏が全額負担するべき状況はある。彼女の誕生日だったり、記念日、自分の都合に付き合ってもらった場合やお祝いごとなんかも彼氏の全額おごりは十分にありうる。
しかし、毎回のように全額奢るのは恋愛的に間違いである。
理由の一つとして、カップルというのは喧嘩したりこじれたりすることがあり、おごってばかりいると「これだけ彼女にお金を使ったのに…」と考えてしまい、余計に問題が大きくなってしまうことがあるからだ。
こんなケンカはすでに何度も経験しており、お金が絡む問題だからこそ、こじれるのを知った。
デート代をいつもおごる彼氏だった場合、喧嘩状態の時には普段思ってもなかったことまで口を突くことがある。経済的負担は、当然だがその人に対して一定のストレスを与えているのである。
「いや、俺は彼女に奢ってやるのにストレスなんて感じない」なんて思うかもしれないが、本当にその信念に沿って行動しきることができる人は意外と少ないものだ。彼女にムカついたり、理不尽なことをされたら、「毎回奢ってもらっといてなんだそれは!」
と出ないとも限らない。
既婚者の有名なセリフでもわかることがある。
「誰のおかげでメシが食えているんだ!」
これは本当に最悪な言葉で、言われた女性は本当に傷付くことだろう。
この発言の問題点は普段からそんなこと思っていない点に尽きる。本当に思っているならむしろ言えない言葉だろう。誰だって本当に失礼なことを言っていると判断するはず。
それなのにも関わらず、喧嘩して頭が混乱すると自分が有利な事柄を見つけてつい相手を罵りたくなってしまうから本当に気を付けたいものだ。
全額奢らない理由はまだある。
本当に好きな人を付き合っていれば、女性は彼氏に負担をかけていることを気にする
本当に好きな人同士でデートしているなら、女性は「彼氏に負担をかけたくない、私も負担したい」という気持ちになる。彼氏に負担をかけているのは「奢られている」以上分かり切ったことで、収入差がないなら「彼氏が無理してる」と思う。
男性側も、決して潰したくない彼女の気持ちが「私も負担したいと」いう感覚である。
基本的に私たちが好きになるような女性は性格が良いから、取り敢えず会計になれば財布を取り出し、半額を負担しようとする。当たり前の行動と思うかもしれないが、意外と女子力の点で差が出る部分ではあるから、毎回、初デートのときは無意識にチェックしていたりするのだけど、基本は「私も払うべき」と彼女が考える。
常識で考えれば、誰でもその店のサービスを受けたのなら対価を払うことは至極当然の行動だ。カップルで食事したなら会計はまとめられてくるが、その中身は二人の合計で構成されているのだから彼女が「私の分」を払うのは当然と言える。
私は、「長く付き合うなら彼女にこの考え方を捨てないでもらいたい」と思う。
彼女の考えの根底には彼氏に大きな負担を背負わせたくないという考えも多少なりとも持っているわけだから、「少ないけど君にも負担してもらっているんだよ」って行動は時に優しさになる場合があるということだ。喧嘩しても変な言葉も出なくなるだろう。
「彼氏がデート代を全額負担しないのが不満だ」って相談は、これまで多くのデートに関わる相談の中で一度も聞いたことがないことからも、男性が全額負担することで被るリスクが二人のリスクになり得るという感覚は女性とも共有できる部分だろう。
彼女とのデートを経済的理由で回避した経験は誰にでもあるから、無駄に頑張り過ぎないことも恋愛では大事になる。無理した結果デートができなくなるなら、それは二人にとって不幸と言わざるを得ない。
【カップル】デート代の負担割合と旅行代の負担割合は違う
彼女とデートした時にデート代の負担割合をどうするかで迷う人は、そんなに多くの恋愛経験をしていない人だと思うのだけど、そんな男性や女性に一つだけ気を付けてほしいことがある。
それは、旅行代の負担割合のことだ。
普段のデート代をワリカンにしないであなたが多めに支払う場合でも、費用が大きくなる旅行代に関しては「少し多め」を意識すれば良いので、彼女にお金がかかり過ぎてあなたの負担が大きくなり過ぎないようにしよう。
私がそう言うのも、実際に彼女に見栄を張ってお金がしんどくなってデートを控えるようになった経験があるからだ。高校生や大学生の時ではなく、社会人になってから彼女にカッコつけてしまったことがある。
普段のデート代ならそこまで問題にならないことでも、旅行費のように支出が膨らむ時は、無理すると彼女との付き合いが段々面倒に思えてくる。プレゼントと重なったりすればなおさらだし、友達との付き合いや知り合い関係でお金を使うこともあるため、気を遣いすぎる付き合い方になってしまうことへ気を付けよう。
なお、旅行でワリカンにする方法がよく分からない男性は下の記事で詳しくテーマにしているので、合わせて読んでみるとより良い付き合い方ができると思う。
まとめ
今回は「デート代の負担割合」について解説し、気持ちの良い付き合い方をするうえで「おごり」や「余分に払うこと」の意味や対処にも触れた。
基本的に収入差のあるカップルはいくらかでも出してあげて、デート代が相手の負担にならないようにしてあげるべきだ。お互いに無理は良くないし続かない理由になるため、ナーバスな問題になると少し厄介。
できたら関係が深まるにつれて会話の中で「二人の適切な比率」が見えるとお互いにストレスがないだろう。「おごってやっている」なんて態度でぎくしゃくしないよう、思いやりで考えることも大切だ。
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