「片思いの遠距離恋愛って、叶うことがあるのかなぁ…」
学校を卒業した後に進路の問題で遠距離恋愛になったり、自分や相手の仕事の転勤で遠距離になったり、片思いの中には「付き合う前から遠距離の恋愛になってしまう」ということも起きる。
もし付き合う前から遠距離恋愛になった場合は、思い切って告白するような関係でも告白するべきか悩むし、そのまま片思いを続けるにしても付き合える可能性や恋愛の進め方について悩みは深くなるだろう。離れ離れになる片思いに、諦めることを考えている人もいるかもしれない。
そこで今回は「付き合う前から遠距離恋愛」という人に向けて、「遠恋の片思いはどうしたらうまくいくか」という恋愛の進め方や、遠距離恋愛の片思いに対する「成功の秘訣」を解説する。
「付き合う前から遠距離」というカップルは確かになかなか難しい恋愛となるだろうが、どうしたらうまくいくのか、成功の秘訣について知りたい人は、今回まとめる「付き合う前から遠距離恋愛の成功の秘訣」を参考にしてみてほしい。
片思いの遠距離恋愛を成功させるためには大胆にアプローチしよう
付き合う前から遠距離恋愛である二人は、何も悩まずに付き合い始めるということはまずないだろう。一般的に、遠距離の恋愛は片思いも両想いも「つらい」というのが常識だ。
ただ、お互いが好きでいる状況の中では「距離に負けない」という考え方をする人が出てくるし、「今は我慢」と思ってお付き合いを続けるカップルがいる。
そうした遠距離恋愛の背景を踏まえ、片思いの状態で遠距離の場合は、大胆にアプローチする勇気を持つことが何よりも大切だ。
距離を超えるには気持ちが必要。遠距離でも真剣にアプローチしてくれる人に通常の恋愛よりも強い愛情を感じる人はいるし、距離を超えてアプローチしてくれる人に「信頼感」を強める人がいる。
前向きに考えるならば、遠距離である好きな人との関係は「失っても日常にかかわりがない」とも考えることができる。つまり、社会的な関係がある人との恋愛に比べると、大胆にアプローチできる状況があるともいえるのだ。
いずれにしても、遠距離恋愛の成功の秘訣は、付き合ったあとも「気持ち」であるのは間違いないところなので、大胆にアプローチしていくことができない場合はうまくいかない。
離れた距離を強みにかえて気持ちを伝えていこう。
遠距離恋愛は気持ちを支え合う関係から両想いを目指す
テクニック的に遠距離恋愛を成功させるコツは、「会えなくても顔を見て話すことができる機会を作ること」だ。フェイスタイムやスカイプを使うことで顔を見て話すことが可能。触れ合うことができないという点で恋愛の意味ではしんどいのだが、顔を見て話せる関係になれば離れた距離をある程度打ち消すことができる。
遠距離で顔をみて話す関係を作るためには、「精神的に支える」ことに注力してみよう。身近な人になるのに、ネットがここまで発展した現代ではあまり「お互いが離れた距離にいること」が重視されない。
片思いを進めることができれば最終的に会うことも検討するが、信頼関係を築いていく姿勢が近距離恋愛よりもさらに大事になることは意識しておいてほしい。
日々相手を気遣うメールやLINEを送ってみたり、仕事や日常の話を聞いてあげたり、離れた人だからこそコミュニケーションがとりやすいと考える場合だって少なくない。現状が遠距離恋愛になってしまっていることに嘆くよりも、強みとなる部分を探して信頼関係を作ろう。
月に1度や2か月に1度しか会えない恋愛は、それだけ会っている時間が凝縮されて、ドキドキがいつまでも失われず素敵な恋愛になる場合だってないわけではない。忙しい人や何か目標をもって生活している人などは、遠距離恋愛が向いていないという人ばかりではないだろう。
恋愛はいろいろなことが起きる、できれば遠距離恋愛には「期限」がほしい
片思いのころのコミュニケーションはそこまで踏み込んだ内容にしていくのが難しいのだが、離れた距離を理由に「付き合っても意味がない」と考える人がいることには対策していきたい。
付き合う目的は人それぞれで、「会えないなら付き合う意味がない」と思う人がいるのは残念ながら事実だ。ある程度年齢を重ねると、「気持ち」や「内面(それが一部で距離を打ち消す)」を重視する人の割合が増すけれど、20代の半ば過ぎまでは距離の問題で「この人と付き合うって想像できない」という考え方をする場合が多くなる。
また、この問題は付き合った後も付きまとう問題となるところがタチの悪さを感じさせる。恋愛していれば、想い合う関係だからこそ何かと問題が起きるが、そんなときも「付き合っている意味がない」と感じさせやすいのが「離れた距離」だ。
二つの理由があって、「遠距離恋愛」には期限がほしいというのが私の立場であり、個人的に遠距離恋愛の成功の秘訣かと思っている。
なんだかんだと世間一般では結婚相手を見つけるまでに付き合う人数は3~5人程度。
遠距離でも素敵な恋なら進むべきとの判断はこういったアプローチから考えると決して間違いとも言い切れない。付き合う意味がないわけではないのである。
しかし、今から遠距離恋愛を始めようとする二人に「明るい未来」がないとすれば、判断はかなりシビアになるだろう。自分、あるいは相手が、二人の距離を縮める「移動」ができるかどうかは、最終的に片思い成就にも影響がある。
信頼関係ができてきて、恋愛が進んできた段階では「遠恋の期限」についても少し話がしたいし、そういった話から真剣に二人の将来まで視野に入れていることをタイミングを見て伝えたい。
はっきり言ってファッション的な恋愛をしたいなら遠距離恋愛は向いていない。数か月単位の付き合いではなく、数年単位の付き合いを視野に入れるから「付き合う意味」を見いだせるだろう。
離れた距離を意識しながらも付き合うのはそれだけ必要な人だからであり、未来に夢が見られるからだ。
どう共通の体験を作るかも遠距離恋愛の成功の秘訣
遠恋が進んできた段階ではなるべく自分の身の回りの話をしていこう。もちろん相手の話を聞いて、「日常にいる自分と相手」という構図を距離を超えて作っていく。
実際には離れてしまっているのだけど、身近な存在になっていくためには、会えないならコミュニケーションで距離を縮めるしかない。
付き合うまでに至るカップルは共通の体験から距離を縮めている。会えない時間が愛を育てるのは会える時間があってこそだ。会える時間を捻出しにくい遠距離恋愛ではどう共通の体験を作っていくかを課題ととらえて対策していくのが成功の秘訣である。
もし会えるなら会うほうがいいだろう。付き合う前でも会いに行くのはアリ。重くならないように何か理由を付けておくといいけれど、煮詰まってきた段階ではむしろ「会いに行くこと」を強調したほうがいい。それぞれの状況に合わせて大胆にアプローチすることも検討しよう。
もし気軽に会いにいけないだけ離れているなら共通の体験をする時間の確保が難しい。苦肉の策としては「写メ」や「動画」で同じ景色を見ながら話すことをおすすめする。フェイスタイムができるならつないだ状態で出かけてみてもいいだろう。地元の紹介をしながら顔を見て話せば、デートっぽい雰囲気を作ることができる。
確かにもっといい方法があればいいのだが、まだ何かできることがあるだけマシだ。それくらい遠距離恋愛を片思いから成就させるのは難しいことと言わざるを得ない。
共通の体験は思い出として今後の二人をつなぎとめる。何もない二人は何か問題があったときに乗り越えることができないだろう。前述したとおり「付き合っていても意味がない」と思われたらたとえ一時的に両想いになれてもすぐに別れてしまう。
遠距離恋愛をしているあるカップルでは動画を繋ぎながら一緒に食事したりして会えないけれど会っているときにすることを疑似体験して仲良くやっている。もちろん後1年ほどの期限付き遠距離恋愛として未来は明るい。コミュニケーションの重要性は近距離恋愛に比べて非常に高くなることを自覚しよう。
友達のまま過ごす選択肢も視野に
遠距離恋愛を片思いから両想いにするのには、どう二人の気持ちを近づけていくかという問題とともに、付き合うことになった後も乗り越えるべき問題が多く発生するはずだ。それでもうまくいくカップルはたくさんあるのだが、ここまでを読んで「自分には難しい」と思うなら友達を続ける選択肢も視野に入れるべきだろう。遠距離を解消できる段階まで気持ちを温めて、もしくは近距離恋愛にできるまで気持ちに蓋をして関係を温める選択。
ここで言っていることは「片思いの遠距離恋愛はあきらめるべきだ」という意見に近いかもしれない。近距離恋愛でも中距離恋愛でも難しい「お付き合い」を、遠距離で片思いから始めようとしているわけだから、真摯に問題と向き合うならば「やめたほうがいいかもよ」という話もやはりするべきだろう。
いわれなくたってわかっているという人は自分が出した答えに向かって頑張ってみる方が幸せだと思うけれど、迷うなら「付き合う」という形にこだわらなくてもいいのかなとは思う。確かに「付き合っても仕方ない」という意見には一定のところで正しさもあるように思うのだ。
私の立場はどちらかといえば片思いの遠恋でも応援したい。
ただ、そう遠くない未来に近距離恋愛や中距離恋愛にできるなら、それまで関係を温めても良いだろう。近くなったところで改めてアプローチする方がいい相手もいる。
遠距離恋愛というのはイメージ的に「私(俺)には無理」という人も決して少なくない。実際好きになって付き合えばまた違った考えになる場合も多いのだけど、付き合うかどうかという今の段階ではこの「イメージ」がどうしても恋愛成就に影響する。
だったら、今の問題を解決してから頑張ってみる方が先々まで見通した場合に正解となる場合もあるということ。どちらにしても相当に頑張らないとうまくいかない恋である。時期を見極めたり、自分の気持ちと改めて向き合うことも視野に入れてみよう。
1年後に付き合うことになったり、少し時間をおいて考えることで「やっぱり自分には遠距離恋愛が無理」と思うことだってある。今頑張ることで将来の可能性を消してしまうことも考えると、いろいろな角度から考えてみたい問題とも思うのである。
まとめ
今回は「付き合う前から遠距離恋愛」という人に向けて、どうしたらうまくいくか、成功の秘訣などについてまとめた。
最後は時間を置いたり諦める選択肢についても言及したが、恋愛成就の可能性の意味ではやはり難しい問題を抱えることになるのでいろいろな角度から考えてみてほしい。
新たな出会いのなかで思うことが整理されることも多いし、新しい近距離恋愛の可能性も作れる。下の記事も参考にしてみよう。
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