2016年2月24日放送のホンマでっか!?TVのテーマは「誕生日」についてだった。
人が生まれた誕生月によって変わる運命をテーマに、著名な学者が色々な学説を紹介していたのだが、恋愛に絡む内容もあり、誕生月の性格診断も面白い内容だったのでシェアしてみよう。
あなたは生まれた月で運命や性格が変わるとしたら信じるだろうか?
運命診断や性格診断に興味があったらぜひ読んでみてほしい。
科学的なことを信じる男性も、スピリチュアルなことを信じる女性も、体質やなりやすい病気、誕生日あるある全般についても番組を参考にまとめていくので、誕生日に興味がある人はホンマでっか!?という気持ちで読んでみよう。
秋生まれは長寿、3月~7月生まれは長寿者が少ない
統合医療の亀井先生によると、1880年~1895年に生誕の100歳以上の長寿者約1500人を調査した結果で、100歳以上の長寿者が秋に多いことが分かったそう。逆に3月~7月生まれの人には長寿者が少なかった。
特に3月、5月、7月の奇数月生まれの人は、9月~11月生まれの人より100歳生きる確率が約40%も低い結果に。
生まれた月が寿命にも影響しているのはびっくり!
健康な人が多い誕生月は
同じく亀井先生は5月生まれが最も健康であるとのデータも発表。2番目に健康なのは7月生まれ。
7月は100歳まで生きる確率が少ないのに健康と言う矛盾に番組内ではツッコミが入っていた(笑)。
さらに、生まれ月でなりやすい病気の傾向も分かるとの話が。
コロンビアの研究グループがアメリカの約170万人の誕生月と1600種類の病気との因果関係を調べたところ、55種類の病気は誕生月との因果関係が分かった。
1月~4月生まれは「心臓と血管」の病気になりやすく、秋生まれは呼吸器の病気になりやすい。長寿の要因として秋生まれはこういった感染症のリスクが高いため、免疫力がついて長寿に繋がるのではないかとの見方がされているようだ。心臓・血管の病気になりにくいのも秋生まれで寿命との関連性があるとのこと。生まれた月で運命は決まってるのだろうか!?
運動能力が高い人も秋生まれ
特に11月生まれの人が運動能力に優れていて、4月生まれの人に比べて、走る能力が10%、ジャンプは12%、力が15%も高いとの研究結果があるそう。
生物学の池田先生によると、日光に当たることで作られるビタミンDに違いがあってこのような結果につながったのではないかとのこと。秋生まれはまだ母親の胎内にいる妊娠後期が夏に当たるため、多くのビタミンDが生成され、胎児に良い影響があるとのことだ。それが運動能力の違いになっているのではないかとの説。
また、環境学の武田先生によると、プロ野球とプロサッカー選手の在籍人数にも誕生月によって違いがあるとのこと。
4月~6月生まれは全体の約30%を占め、1月~3月生まれの人は全体の約15%しかいない。
これは小学生の時に運動能力の違いが決まってしまうことが影響しているとの話が。子供のころの運動能力の違いが大人になっても影響があるそうだ。
確かに小さいころの早生まれの人は実質的に大きな不利を受けている。生まれ月によって有利不利が生じる小学生のころは運動力に差を付けられてしまうと面白くなくなってやめてしまう人も多いのだろう。運動能力的に自己肯定感も失われるところも影響していそう。
頭の良さも誕生月によって変わる
2011年の論文でも改めて確認されたようだが、冬生まれは頭の良い人が多いそう。
脳科学評論家の澤口先生によると、その論文では生まれ月でなりやすい職業の傾向も分かるとのことだった。
1月生まれは借金とり、2月生まれはアーティスト、3月生まれはパイロット、9月生まれはスポーツ選手になる傾向が高いとのデータが確認された。
誕生日あるある!同じ誕生日の人が見つかる確率
誕生日の話になると、よく話題になるのが「同じ誕生日の人」に関すること。
澤口先生によると、22人集まれば約50%の確率で同じ誕生日の人が見つかるとのことだ。意外と少ない人数で同じ誕生日の人と出会う。
約70人集まればほぼ100%同じ誕生日の人と出会うとのことで、意外と少ない人数で同じ誕生日の人と出会う。同じ誕生日の人に運命を感じるのはちょっと的外れ?
誕生月で性格診断
心理学の植木先生によると、人は生まれた月で性格が変わるとのこと。幼少期の性格が大人になっても影響するということだ。
4月・5月・6月生まれは、幼少期を成長度合い的に有利な立場で過ごすため、自信がある・のびのびとした前に出れるタイプの性格になり、1月・2月・3月生まれは逆に不利な立場で過ごすので人の痛みが分かる・優しい性格になるのだそう。
優しい人が好きな人は1月~3月生まれ、リーダータイプの人が好きなら4月~6月生まれの人に注目!
これを参考に番組で生まれ月によって子供の育て方のアドバイスが。
4月~6月生まれは小さい子の世話をさせ、1月~3月生まれの人は褒めて伸ばすように子供を育てると、幼少期の特殊要因を相殺できる可能性があるとのことだ。お母さんは参考に。
早生まれは、学年によって分けられる現在のシステムでは幼少期に不利を受ける。それを考慮するように、アメリカでは早生まれの生徒を1年遅らせて入学させることを認めているそう。実は日本でも早生まれに配慮されていることがあって、生れ月によって入学試験の日程を変えている幼稚園や学校があるそうだ。生まれた月によって生じる大きな有利不利に配慮している。
また、1月~3月生まれは注意力不足である性格の持ち主が多いとのこと。さきほど早生まれはアーティストタイプが多いとの話があったが、それが性格にも影響しているとの話だ。
現に芥川賞選考委員の8人が早生まれで、直木賞選考委員9人が早生まれ。早生まれは発想力が豊かである一方、集中力がない傾向があるとのこと。
澤口先生によると1月~3月生まれような冬生まれの人は冒険性が強い性格の人が多いとの話が。脳内ホルモンが影響しているようで、ドーパミンが多く分泌されると新奇追求性が高く危険を好む性格に。危険を好むという性格が芸術性が高いという結果に繋がるとの分析がされた。
カップルも必見?誕生日は盛大に祝った方がいい
心理学では「無条件の肯定的関心」というのだが、何か条件付きで祝うのではなくて、生きているだけで祝ってくれる「無条件の肯定的関心を受け取る機会」というのは誕生日くらいなもので、実際は貴重な機会。
生きていれば無条件でお祝いされる誕生日は盛大にお祝いされると、何かやった成果とかではなく無条件ゆえに人は気持ち的に大きな余裕を持てるそうだ。
カップルも相手の誕生日をしっかりお祝いできると、彼氏や彼女の気持ちに思っているより大きな喜びが提供できるかも。無条件の肯定的関心というキーワードは覚えておきたい。
誕生日の祝い方はチャレンジ精神とかの性格形成にも影響があるそう。幼少期に誕生日をちゃんと祝ってもらった人はこういったことを理由にチャレンジ精神や自己開示力が付くということで性格に影響するとの話があった。
誕生日の祝い方が性格にも影響するということで、尾木先生は赤ちゃんのころ1歳の祝い方が意外と大事であるとの主張を。大勢で誕生日を祝うと積極的な子供に育つことを紹介した。
赤ちゃんにとっては、大勢に祝われて様々な表情を見ると好影響があるとのこと。これは脳科学の澤口先生も付け加えていて、赤ちゃんの頃の脳発達速度がとても速いので、こういった誕生日の機会に大きな良い刺激をすることは脳発達にも多大な影響があるとのことだった。最近は1歳の半分である半年誕生日を祝う「ハーフバースデー」という言葉もできたそうで、脳への良い影響があるだろうとの話だった。
男女の誕生日、認識に大きな差
尾木先生によると、約300万人の死亡日と誕生日を調査した研究結果で、女性は誕生日の翌週になくなる人が増え、男性は誕生日の前週になくなる人が増えるとのデータが発表されたそう。男女で誕生に対するイメージが違うことを紹介した。
死亡日と誕生日に因果関係があるのは、男女の誕生日に対する認識の違いが関与しているとのことで、女性は誕生日をライフラインとして男性はデッドラインとして考える傾向があるそう。女性は誕生日を楽しみに肯定して考える傾向があって、男性はそれまでの人生を反省したり悲観的に考える傾向があり、このような結果に。
あなたは自分の誕生日をどのように捉えているだろう。その人の年でも大きく変わりそうな印象を持った。
まとめ
今回はホンマでっか!?TVのまとめをお送りした。誕生日で運命が変わるかどうかは分からないけれど、なるほどと思うことも多く、性格診断も面白かった。あなたはどう思っただろうか。
心理学や統計学で恋愛を考えすぎるのもアレだが、予備知識としてはあっても良いものだろう。個人的には優しい人が早生まれに多く、春生まれに自信家でリーダータイプが多いのは納得のできるところだった。
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