恋愛に興味を持てばだれでも自分の容姿が気になる。カッコイイ男性、可愛い女性はいつも異性から人気で、ブサメンは恋愛と縁がない人生を歩んでいる人が多い。あまり良いことだとは思えないが、これは現実の話である。
では、「容姿が悪いブサメン」は恋愛をできないのだろうか?
自分の容姿に自信がないなら一度はかんがえたことがあるこのテーマを今回は中心にしたい。きっかけは「ロンブー敦の恋愛イベント」だ。これからそれがどんなイベントなのかを説明し、「容姿が悪いブサメンでも恋愛ができるのか」を考えてみたい。
ロンブー敦がプライベートで定期的に行っている恋愛イベント
ロンブーの敦は、ロンハーでもお馴染みの通りいたずらが大好きであることでよく知られる人。結婚した後、嫁相手にでも時々いたずらをしているらしい。
今回あるテレビ番組のワンコーナーでダイジェスト放送されたイベントが今回紹介する恋愛イベントである。
これは敦がプライベートの時間でやっていたと言うから本当に驚くというか、呆れるというか、彼が根っからにいたずら好きだと分かるエピソードであった。
イベントの詳細
まず、ロンブー淳が行っていたイベントがどんなものだったかを説明しよう。
彼がやっていたイベントは、男女がマスクをつけたまま集団お見合いするというもの。かなりの人数が集まってしまって大変だったようだが、50組以上のカップルを誕生させたとのことだからなかなかの恋愛イベントである。
マスクを付けて出会うから参加者は相手がどんな顔か全容が分からないところはこのイベントの最大にして唯一の特徴。
そうなると、50組以上のカップルが出来あがった理由は、内面的なフィーリングが合っただけということになる。
彼がそのイベントを愛した理由は、カップルが出来てからにあった。カップルになると、その場で同時にマスクを取ってお互いの顔を確認するのだ。その時に彼のいたずら心をくすぐる瞬間がある。
彼の話によれば、お互いの顔を見たフィーリングカップルはお互い非常に微妙な顔をするらしい。
「想像と違うんでしょうね。でもその瞬間がたまらなく愛おしいんですよ」
そして彼は続けた。
「でも、フィーリングが合っているから、それでもカップルになっちゃうんですよ。
結婚したカップルもありますよ。そのカップルには祝福のメッセージを送りました」。
【恋愛の本質】内面で外面を越えられるのか
上の言葉を聞いていて改めて思った。
結局、男女は内面の問題で外見は越えられるのだと。
もともと私はそこまで外見に左右されない恋愛観の持ち主だが、実際に大勢を集めて外見がはっきりしない中でカップルを作っているこのイベントは衝撃だった。
正直、長く付き合えば彼女の容姿が一般的に比べてかわいい方なのかブスな方なのか判断が付かなくなる。見慣れたせいか、外見があまり意味をなさなくなるからか。いつも長く付き合った子は同じ状態になった。
それは、時々「この子はかわいい方なのかな」と迷う程だ。
確かに好きになるきっかけの一部は、外見だ。外見にも魅力を感じないと付き合えないと思うところがある。かわいいと思わないと好きにはなれないだろうなと感じないわけじゃないんだ。
けど、結局恋愛の本質は、全てを考慮して好きになるかどうか、そして好きでいられるかどうかだと思う。特に「好きでいられるかどうか」については、外見の占める割合は内面に比べて圧倒的に小さい。
だから私は気づかぬうちに恋人に求める外見のレベルが下がり、より内面を重視するようになったんじゃないだろうか。
もしあなたが自分をブサメンだと思っているなら、モテない理由はブサメンという事実が問題であるより、ブサメンと思っていることで勇気を出して恋愛を前に進めていけないからではないかと思うのである。
「お互い何となく好きになって、ちょっとした会話やふれあいの連続の中で気が付けば両想いになって、ドラマティックな事件からお互いの気持ちに気付いて、カップルになる…」
これは、中学生くらいまでの恋愛であって、それ以降はもっと現実的だ。
「どちらかが好きになって、アプローチを受けている内に段々相手の方も魅かれていってカップルになる…」
ブサメンは内面で勝負するとなると確かにイケメンに比べてスタートラインが後方にある影響から時間がかかる傾向は高くなるのかもしれない。
しかし逆に言えば、時間をかければ十分勝負になるし、ブサメンを理由にアプローチできなければ勝負以前の問題だ。そしてたとえイケメンでも、アプローチすることができなければカップルにはなれないことも裏付けている例が世の中にあふれている。
容姿が悪いブサメンでも恋愛はできるのか
どちらにせよ勇気を出して好きな人にアプローチして、自分の魅力や勝負できるポイント、好きになってもらえる要素などをアピールすることでしか恋愛は成就しない。
イケメンがモテることが多いのは、その一つの魅力(※外見が優れている)が分かり易く伝わり易いからだろう。
恋愛は、外見だけで語れるほど単純で衝動的なものでもない。いろいろな要素が絡み合う、複雑なものだ。
ブサメンが恋愛できないことはない。イケメンが苦手で嫌いな女性はもう何十人と出会い、ブサメンでモテる男もたくさん見てきた。外見は恋愛に取って一要素でしかない。そのことに最も気づくべきが「自分をブサイクだと思っている男性」だろう。
確かに世の中は不公平で溢れいる。
でも、その不公平をどうにもできないってこともない。
どん底に落ちても這い上がる人と、そのまま底なし沼にいるかのようにじっと動かない人がいる。人生が一度きりなら、スタートラインなんてどうでもいい。前に進んでいけばたどり着く場所があるのだから。
苦労している人は優しい。ブサメンでもモテる人は優しいし面白い話術を持っているから苦労して身に着けた魅力がたくさんあるんだろう。
そうなれるように少しずつでも前に進もうとすれば、その気持ちに気づく女性はそう遠くない未来に現れると思う。
まとめ
今回は、ロンブー敦の恋愛イベントを知ったことをきっかけに、「容姿が悪いブサメンでも恋愛はできる?」という問題と向き合った。
イケメンとブサイクだったら誰でもイケメンを選ぶと思いがちだが、恋愛の本質はそう単純に優劣の差をつけない。イケメンは自信を持っているから男らしく見えることもモテる理由だし、意外に清潔感を意識しているのはイケメンのほうだったりするもの。
自分をブサメンだと思っているのはあきらめていることがたくさんあるから、今より前へ進むための努力をはじめるだけで雰囲気から変わることもあるはずだ。恋愛に興味がないなら何も言うつもりはないが、もし恋愛に強い興味があるなら外見だけにこだわらずに内面を磨こう。
苦労するかもしれないけれど、あなたの未来の彼女はその苦労によって培った内面がすごく素敵に見えると思う。